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人材育成・各個人の成長が業務改善のカギ

記事作成日2019/08/15 最終更新日2022/08/16

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ITの活用やマニュアルの改善によって生産性を向上させることは可能ですが、最も大きく左右するものはそれを使う「人間の能力」です。どれだけ最新のシステムを導入しても、扱う人間のスキルが伴わなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。

本来1時間で完了する業務に2時間かかっていては、人材コストは倍です。人材育成、スキルアップは企業が成長する上で欠かせないポイント。今回は、スキル向上の取り組みについて解説したいと思います。

まずは現社員の能力を把握する

各個人の能力がどの程度のレベルなのかを把握するには質と量、2つの側面から考える必要があります。それぞれの業務がどのレベルに達しているかのチャートを作成し、各個人を当てはめていきます。

例)クライアントからの労務相談

レベル1.上司の指示を仰いでも適切な応対ができない。
レベル2.上司の指示を仰げば適切な応対ができる。
レベル3.簡単な相談であれば自らの判断で適切な応対ができる。
レベル4.かなり困難な相談であっても自らの判断で適切な応対ができる。

「スキルマップ」で業務に必要な能力を棚下す

身につけてもらいたい能力を見える化し、習得の手順を段階的に表した「スキルマップ」を作成することも効果的です。管理者は組織にどんな能力を持った人間が何人いるかがわかります。

また、組織内に足りないスキル、今後の課題も同時に可視化されるというメリットもあります。従業員は自分の現在地が明確になることで、モチベーションのアップにもつながります。

「標準業務手順書」で生産性を上げる

標準的な業務手順を明確にし、各個人が理解した上で仕事ができる環境を用意することは大変重要です。野球やサッカーといったスポーツでも基本をおろそかにし、我流を貫いてもうまくいかないように、ビジネスも基本が大事。それを形にしたものが「標準業務手順書」です。生産性を向上させる最適な業務手順を明記します。

「標準業務手順書」作成のメリットは、どんな従業員でも一定の成果が出せるようになることです。標準的な業務手順をマスターした上で自分なりのやり方を見つけ出せるようになれば、会社にとって本当の戦力へと成長してくれるでしょう。

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