TOMAに依頼したきっかけ
50周年を機に、次の50年に向けたビジョンを
取締役事業本部長 松尾 美昭 様
当社は今年(2026年)10月に50周年を迎えます。この節目に次の50年を考えたとき、「次世代のリーダーを育て、組織の若返りを図りたい」という代表の思いがありました。そして、そのためには、社員皆が理解・共有できるビジョンが必要、との考えに至りました。
ちょうどその頃知ったのが、TOMAさんの「ビジョン作成コンサルティング」です。代表も交え検討した結果、まさに当社のニーズにピッタリのサービスだと感じて依頼を決めました。

取締役開発本部長 新谷 浩一 様
ビジョン作成にあたり、外部に依頼せずに自社内で進めるという案がなかったわけではありません。しかし、自社内だけでビジョンを作成しようとすると、意見が分散してまとまらない可能性があります。
私たちには「次の50年に向けてしっかりとしたビジョンを作りたい」という強い思いがありましたから、やはりTOMAさんのような専門家にお願いした方がよいと考えました。ビジョン作成コンサルティングの詳細については事前に話を聞き、とても良い内容だったので、安心してお任せすることができました。

次世代人材育成の課題から始まったビジョン策定
次世代を担う人材育成の必要性
松尾様
これからの50年を考えると、会社を経営していく、部門を回していく人材がまだ若いという点が課題でした。また、幹部候補となるような人材の育成についても難しさを感じていました。これから組織を担っていく人材には、個々の業務能力だけでなく、周囲を巻き込みながら組織全体を見渡して動ける力が求められます。
しかし、日々の業務に追われる中では、どうしても目の前の現場対応が優先され、その先の成長や挑戦に意識が向きにくくなってしまいます。今回のコンサルティングは、こうした課題に向き合うきっかけになるものと考えていました。
TOMAさんのビジョン作成コンサルティングは、社員たちが主体となってビジョンを作り上げていくプロジェクトです。参加メンバーには「会社全体としてどう進んでいくべきか」を自分事として考え、理解してもらいたいと期待していました。
新谷様
当社ではこれまでも経営理念を掲げていましたし、各部門でも、その理念に基づいて進むべき方向性を定めていました。ただ、全社で横串を通した明確な指針がなく、「人によって目指すゴールがずれてしまうかもしれない」という懸念がありました。
現場ごとに最適な判断を積み重ねてきた一方で、組織全体としてどこへ向かうのかという共通認識までは十分に浸透していなかったように思います。今回、確固としたビジョンを作成したことで、全社共通の“背骨”ができたと思っています。参加したメンバーにとっても、部署や立場を超え、会社の将来や組織としての在り方を考える機会になったのではないでしょうか。
ビジョン作成コンサルティングについて
幅広いメンバーによるセッションを実施
松尾様
社内からプロジェクトメンバーを集め、ビジョン作成のためのセッションを重ねました。今回のプロジェクトの目的は、単にビジョンを作ることだけではなく、自分たちの手で会社の未来を描き、それに向けて進んでいくことです。
「これからの会社を引っ張っていってほしい」という期待を込め、役職の有無や所属部門を問わず、20代から50代までの幅広い年齢層からメンバーを選定しました。参加についても強制ではなく、自発的に関わってもらうことを重視しました。
新谷様
セッションで意識したのは、どんな意見も否定せずに聞くこと。幅広い年齢層のメンバーの意見に触れることで新しい気づきもありましたし、自身の視点を見直す機会にもなりました。
また、普段の業務ではなかなか気づけなかった、各メンバーの成長を実感できたのもよかったですね。セッションを進める中で、リーダーシップを発揮する人や、周囲の意見をまとめる人など、それぞれの強みも見えました。
対話を通じて磨き上げたビジョン
松尾様
年齢や立場がバラバラなメンバーが集まったので、はじめのうちは戸惑いもあったかもしれません。特に若いメンバーの中には、「今回のプロジェクトで初めて会社の未来について考えた」という人もいたはずです。でも、倉石さんがファシリテーターとしてフォローしてくださったおかげで、スムーズにセッションを進めることができました。
新谷様
セッションでは、各メンバーの「この言葉を入れたい」という思いから、多くのキーワードが挙がりました。ただ、ビジョンがあまり長くなりすぎると、印象が薄れてしまいます。そのため、どの言葉を残すか、どうまとめるかは最後まで悩みました。それ以外は大きな苦労もなく、倉石さんにうまくリードしていただいたと思います。メンバーが活発に意見を出し合った結果、皆が納得できる、共通認識としてのビジョンが完成しました。

次の50年を支えるビジョンが全社の共通言語に
社員の思いがこもったビジョンが完成
松尾様
完成した当社のビジョンは、「誠実と信頼を力に、進歩するIT技術で人と社会を支え続ける」です。セッションで挙がった「誠実」「信頼」などのキーワードを軸に、さまざまな年齢、立場のメンバーの意見を取り入れてまとめました。どの世代の社員にも伝わりやすく、今後50年の指針となるビジョンができたと思っています。社員たちが主体的に会社の未来を考え、ビジョンとして形にできたことは大きな成果です。

新谷様
ビジョンによって目指すべき将来像が明確になり、全社で同じ方向を向くための土台ができました。これまで、経営理念を踏まえて個人や部門ごとに掲げる目標はあっても、言葉としては統一されていませんでした。今回の取り組みによって、そのバラバラだった思いが一つにまとまり、ビジョンとして共有できるようになりました。
会社の未来を考える経験が、社員の主体性を高める
松尾様
ビジョン作成を通して、プロジェクトに参加したメンバーにも、「自分たちがやっていかなければいけない」という意識が芽生えたようです。その熱を一過性のものにしないためにも、今後の働きかけが重要になるでしょう。せっかく生まれた主体性を維持できるように、私たちも適切に後押しする必要があると考えています。
新谷様
今回のセッションは、業務から一度離れ、会社の未来や自分の役割についてじっくり考えられる貴重な機会でした。日常業務とは異なる環境での前向きな議論は、参加メンバーにとっても大きな意味があったと思います。そうした経験が、今後の行動や意識の変化につながっていくことを期待しています。

TOMAコンサルタントへの印象
活発な意見を引き出すファシリテーション
松尾様
倉石さんには、セッション全体を通して、非常に話しやすい雰囲気を作っていただきました。若手からベテランまでバランスよく意見を引き出してくれたおかげで、メンバーたちも遠慮したり飾ったりせず、率直な考えを述べやすかったと思います。
また、メンバーが自分の言葉で語れるよう、要所でフォローを入れていただいたのも印象的でした。議論が少し停滞しかけた場面でも、タイミングよく声をかけて、場の流れをうまく整えてくれました。終始前向きな空気の中で進めることができ、とても良いセッションだったと感じています。
新谷様
単にセッションを進行するだけでなく、倉石さんご自身の経験も交えながらお話しいただき、私たちと同じ目線で向き合ってくださいました。そのおかげで参加メンバーも発言しやすくなり、活発な意見交換につながったのだと思います。
プロジェクトメンバーの懇親会にも参加していただき、そうした場を通じて自然とコミュニケーションが深まり、より信頼関係を築くことができました。ファシリテーターという立場にとどまらず、伴走してもらった感覚があります。

今後の展望とTOMAへ期待すること
ビジョンを起点とした組織づくりを目指す
新谷様
今回の取り組みは、ビジョンを作って終わりではなく、ここからどう活用していくかが重要だと考えています。ビジョン作成の目的としてはこれからが本番ですが、まずは第一歩を踏み出せた段階ですね。皆で作り上げたビジョンをお飾りにせず、実際の行動につなげていくことが今後の課題です。
松尾様
まずは50周年式典で全社にビジョンを発信し、その後は各部門での会議などを通じて浸透させていく予定です。プロジェクトに参加したメンバーには社内インフルエンサーとしての役割も期待しているので、それぞれの現場でビジョンを体現していく存在になってほしいですね。同時に、組織全体で継続的にビジョンを伝えていく仕組みづくりを進めていきたいと考えています。
今回作成したビジョンは、今後50年の指針となるものです。将来、たとえ社内のメンバーが入れ替わっても、その意思が次世代に受け継がれるような体制を整えなければなりません。時代に応じて内容を見直す必要もあるかもしれませんが、根底にある考え方はしっかりと継承していってほしいと思います。
新谷様
今回ビジョンが明確になったことで、日々の業務の意味も、より見えやすくなるのではないでしょうか。当社の仕事は社会インフラに関わるものが多く、誰かの役に立っているという実感を持ちやすい環境ではありますが、それを改めて言語化できた意義は大きいですね。若い世代にとっても、自分たちの仕事の価値を再認識し、主体的に取り組むきっかけになればと願っています。
次の50年を見据えた継続的なサポートに期待
新谷様
ビジョンは完成しましたが、実際に社内へ浸透させ、定着させていくのはこれからです。その過程で、定期的な振り返りや見直しも必要になるでしょう。ビジョン浸透の進め方や効果検証の方法など、今後もTOMAさんに相談に乗っていただけるとありがたいです。
松尾様
せっかく良いビジョンができても、活用されなければ意味がありません。どのように社内へビジョンを広げ、次世代に継承するためのサイクルをどう構築するか。社内インフルエンサーとなるメンバーを中心に、話し合わなければいけないことはたくさんあります。次の50年に向け、当社にとってはまさにここからがスタートです。TOMAさんには引き続きご支援いただけると心強いですね。
※本記事の会社概要等は公開日時点のものです。

