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永続発展するシナリオを作るために

記事作成日2017/02/10 最終更新日2017/02/10

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◆会社が成長する目標設定とは

会社が経営シナリオを作る目的は、「この先も永続して発展するため」です。そのためには、会社がどこに向かっているのか。会社の目標をしっかりと定めなければなりません。では、目標とは何でしょうか。

目標は、どの会社にも存在しています。「売上目標 ○○万円、経常利益 ○○万円」、「シェアを○○%あげる」、「新規拡大○○○件」、その目標を実現するための施策は・・・。よく見かけるケースです。しかし、その目標は本当に目標と言えるのでしょうか。目標が達成できたとしても会社の「力」を上げているかには疑問が残ります。今は良くても環境が変わると対応できずに業績が悪化してしまうおそれがあると思われます。

本来の目標とは、未来の環境の変化へ会社がどのように対応していくかを示したものであるべきです。この先の環境変化に如何に会社が対応できるかが重要なのです。

◆目標設定のための必要な視点

起こりうる環境の変化として、持つべき視点は、経済状況の変化、為替変動、法的規制の緩和、競合他社の動向、販売先の業態転換と仕入政策の動向、取引先の経営動向、情報化の進展、消費者の変化、高齢化や少子化、技術革新、自然環境の変化、などが挙げられます。これらの視点の中から、自社の経営に影響を与えそうな事象を挙げ、その変化に対してどのように対処していくかを考え、目標として掲げる必要があります。

◆なぜ永続発展するための目標が立てられないのか

はじめに例に挙げたような、永続することを目的としていない目標は、この視点が欠けているのです。その原因として以下のことが考えられます。

・目の前に起きている問題に集中してしまう。
・将来予測を行い問題発掘をしても、話し合う内に論点がずれてしまう。

いずれのケースも目標を立てる際の手順を間違っていることが考えられます。原因が分かれば、解決方法はおのずと見えてきます。今にとらわれることなく、環境の変化を予測しながら、自社がどのような未来を歩んでいくのかを考え、目標設定を行ってください。

TOMA コンサル部では、会社が最適な目標設定を行うサポートも行っております。いつでもお気軽にご連絡ください。

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