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成果給の新たな形 「皆」で認め合うピアボーナスとは

記事作成日2018/11/13 最終更新日2020/05/28

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 皆さまの会社には目に見えないところで会社に貢献している従業員はいらっしゃいませんか。そのような人を認めてあげたい(褒めてほしい)というのは、経営者と従業員共通の願いではないでしょうか。しかし、表面化しづらいものは管理もしづらく、企業運営の負担になりかねません。そこで、今回ご紹介するのが「ピアボーナス」という制度です。

新しい成果給「ピアボーナス」

 ピアボーナスは、従業員同士がお互いに感謝や評価をしたい相手の働きに対して、成果給(ボーナス)を送り合える仕組みです。従業員全員が感謝を伝え合うことで、経営者の負担を増やすことなく、細かな評価が可能になります。ピアボーナスのITツールとして有名なものが、Fringe81株式会社が運営する「Unipos(ユニポス)」です。グループチャットでスマホやPCからピアボーナス(ポイント)とコメントがセットで送ることができ、たまったポイントは少額の賞与として還元することができるクラウドサービスです。

ピアボーナスのメリット

 ピアボーナスには、目に見えない会社貢献を目に見える賞与という形で還元できる以外にも様々な効果が期待できます。

(1)組織活性化
社員同士のコミュニケーションが促進されること、さらに、多くの賞賛による満足感や達成感から、個人の更なるやる気を引き出すことから活性化が期待できます。

(2)タレントマネジメントが可能
社員同士の相互評価は、各個人の様々な長所・得意分野の発見に繋がります。それを参考にすれば、適材適所の人材配置が可能になるでしょう。

(3)企業理念の浸透
コメントで感謝を伝える際に、自社の企業理念や行動指針のどれに当てはまるのかハッシュタグ(コメントに添付することで共通の投稿を紐付けできる機能)を付けることで、理念に基づく企業文化の醸成や体質強化を図ることができます。

ピアボーナスは運用の形がネック

 会社にとってメリットが満載のように思うピアボーナス制度ですが、ITツールを使うとコストがかかります。先ほど紹介した、Uniposでは1アカウント(使用人数1人)に対して、700円の月額料金が必要です。一方で、このシステムを手作業で運用すると、こちらもかなりの人的コストがかかります。
 TOMAコンサル部では、経営者様のニーズ、貴社の現状に合ったピアボーナス運用の形をご提案させていただきます。

 


★TOMAの経営・財務・企業再生サービス → https://toma.co.jp/service/management/

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