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IT経営のススメ ~MATCH関数+INDEX関数~

記事作成日2016/11/08 最終更新日2023/03/10

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どの規模の会社でも使われているMicrosoft Excelですが、経理業務において、関数を使用して表の値を参照して適切なデータを抽出したいと思った事はありませんか? 今回は、表の値を参照してデータを抽出できる関数をご紹介します。

MATCH関数

MATCH 関数は指定した行または列の中で、指定した数値や文字列などを探し、発見したデータが何番目にあるのかを返す関数です。
書式:MATCH(検索値,検索範囲,照合の型)
※照合の型は、1(最大値)、0(検索値と等しい最初の値)、 -1(検索値以上の最小の値)から選択します。

INDEX関数

INDEX関数はセル参照または配列から、指定された位置の値を返します。
書式:INDEX(配列,行番号,列番号)
行番号と列番号で指定される配列の要素の値を返します。

MATCHとINDEXの組み合わせ

書式:INDEX(配列, MATCH(検索値,検索範囲,照合の型),列番号)
MATCH関数で検索値と等しい最初の行番号を取得し、INDEX関数で、
MATCH関数で取得した行番号に対する列番号を取得します。

MATCHとINDEXの組み合わせの使用例

MATCHとINDEXの組み合わせの使用例

VLOOKUP,HLOOKUPとの違い

VLOOKUPは検索値が検索範囲の一番左の列になければ検索できませんし、HLOOKUPは検索値が検索範囲の一番上の行になければ検索できません。その点、MATCHとINDEXの組み合わせなら検索値が検索範囲のどの列・行にあっても、そこから検索値に合致する行や列に記入されている値を抽出できます。LOOKUP関数でお困りの際はぜひご利用ください。

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