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事業承継の前に検討すること

記事作成日2017/03/10 最終更新日2023/01/18

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TOMAグループでは、事業承継を控えたお客様向けに、様々なサービスを提供しています。事業承継は、ある程度時間をかけて計画的に行うことが重要です。その過程で検討しなければならない事項は、企業によって異なります。事業承継をこれから検討する方、検討を始めた方については、何から決めたらいいのかが分からず、戸惑っている方もいらっしゃいます。
事業承継の前に、まずどんなことから検討したらいいのかについてヒントをご紹介します。

(1)株主の構成について

事業を承継する際に、どのような株主構成にしておきたいかを検討しましょう。株式の異動のタイミングは、必ず税理士に相談してください。
株主は、いわば会社の「オーナー」です。株主はオーナーとして、役員の選任などの重要事項を決議する権限や、配当を受け取る権限などがあります。そのような権限を有する株主を親族だけで構成するのか、親族ではない役員も株主にするのか、従業員や社外の第三者も含めるのか、ということを検討しましょう。それぞれメリット・デメリットがありますので、会社の課題と将来の展望を見据えた上で株主構成を検討します。

(2)役員の構成について

どのタイミングでどのような役員構成にするかについても検討しておきましょう。

  • 代表取締役は一人にするか、会長を立てるのか。
    (代表取締役会長、代表取締役社長の二人体制にするか)
  • 当面、相談役として現役員を残すのか。
  • 従業員から役員を登用するのか。
  • 社外からブレインとなるような役員を登用するのか。

(3)現経営者の想いの承継の仕方

永続企業には、経営理念が必須です。どのようにして経営理念を引き継ぐのかについても検討し、計画的に実践しましょう。

TOMAグループでは、後継者の育成のためのサービスも展開しています。ご興味のある方は是非お問い合わせください。

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