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働き方改革 勤務間インターバル制度

記事作成日2018/06/05 最終更新日2018/06/12

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◆Q:勤務間インターバル制度とは?

A:事業主が、前日の終業時刻(時間外労働を含めた終業時刻)と翌日の始業時刻の間に一定時間を設け、従業員の休息時間を確保するための制度のことです。
  働き方改革に合わせて、労働時間等の設定の改善に関する特別措置法が改正され、事業者は、前日の終業時刻と翌日の始業時刻の間に一定時間の休息の確保に努めなければならない旨の努力義務が課されました。

◆Q:制度導入でどんな効果があるの?

A:一定時間の休息を確保することで、従業員は、プライベートな時間や睡眠時間を確保することができ、ワーク・ライフ・バランスや健康の確保が可能となります。また、従業員の長時間労働の是正にもつながります。

◆Q:どうやって導入するの?

A:就業規則への明記や、労使協定の締結により導入することが可能です。
  導入後も明確な勤怠管理や、従業員への周知が必要となってきます。インターバル確保の確認などは事後にならざるを得ないため、実際の運用においては社員への啓発活動が重要となります。

<規定例>

第○条 会社は、1日の勤務終了後、次の勤務の開始までに少なくとも○○時間の継続した休息時間を与える。
  2 前項の休息時間の満了時刻が、次の勤務の所定の始業時刻以降に及ぶ場合は、翌日の始業時刻は前項の休息時間満了時刻まで繰り下げるものとする。
  

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