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M&Aに伴うグランドデザインの重要性

記事作成日2016/08/05 最終更新日2016/08/05

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◆M&Aに伴うPMIの重要性

もはや日本においてもM&Aは珍しくないどころか、年々増加傾向にあります。それに伴い、企業の統合を表すPMI(Post Merger Integration)も重要性を増しています。PMIによる企業同士のシナジー効果が実現しない場合、M&A自体が失敗に帰することに繋がるからです。

◆PMIに伴うシステム統合・リプレイス

PMIを行うに当たって、システムの統合は極めて重大なインパクトを与えます。両社が同じシステムを運用しているケースは極めて少なく、異なるシステムを運用している方が圧倒的に多いのです。
異なるシステムを運用している場合、両システムを統合するか、それともシステム自体をリプレイスするか。英断が必要になる可能性があります。
そこで、肝となるのがシステム構想グランドデザインです。

◆グランドデザインの重要性

システム構想グランドデザインとは、両社における現行業務およびシステムを可視化(AsIs)し、問題課題を抽出した上で、それらを解決すべく、業務およびシステムのあるべき姿(ToBe)を描くことです。
この、あるべき姿は、経営の迅速な意思決定、業務の効率化、システムの有効活用、現行システム保守料の削減を実現するビジョンを意味します。
これを描くことによって、前述の両システムの統合が正なのか、システムリプレイスが正なのかを判断できると共に、システムを導入したが業務に合わない等のリスクを解消することが可能となるのです。

TOMAのFAS事業部は、M&Aコンサルティングとして、M&AだけでなくPMIも支援しており、財務、事業、業務・システムにおける全社的領域を網羅的にご支援可能です。M&Aにおける初歩的なご相談から、M&Aに関わるすべての領域を一気通貫で質の高いコンサルティングを行うことができます。

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