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戦略M&A

記事作成日2016/09/13 最終更新日2016/09/13

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全ては戦略の基に

 かつては大企業が行うイメージがあったM&Aですが、今では業界再編、事業承継、事業再生を目的としたスキームとして当たり前のものになりつつあります。

 しかし、ポピュラーなスキームになったとはいえ、実行にあたっては簡単ではありません。まず、M&Aをどのような立ち位置にするのかを考えなければいけません。そのためには、経営戦略が重要なキーとなります。

 

拡大と膨張

 M&Aは、会社を大きくさせることでは最大のメリットを有するスキームです。通常は、一から会社を作るためには、先ずヒトを雇用してモノを売る為のマーケットへ参入します。それには当然、モノを作る為のノウハウが必要です。

 しかし、M&Aによってヒトとモノが同時に手に入り、更にマーケットまで手に入るのです。会社は一挙に、手間なく大きくなります。M&Aに伴う実務面での問題もありますが(詳しくはTOMAの専門家にご相談ください)、短期間かつ最小限の経営資源で会社を大きくすることが可能なスキームは、やはりM&Aしかありません。

 ここで気をつけなければいけないことは、ただ会社を大きくすることの危険性です。例えば、異業種産業への進出は一般的な経営論でいえば、異なるマーケットへの参加という非常に高いリスクを背負います。その対処を行わないまま実行してしまうと、会社は拡大せずに膨張するだけ。結果、リスクを抱え込んでおしまいになってしまいます。拡大には戦略が必要なのです。

 

戦略の重要性

 では、戦略とは何なのか? 企業を買収するにあたり、その企業が自分の会社においてどのような位置づけになるのか、存在価値、存在理由を明確にすることです。

 言葉では簡単ですが戦略は、情報軸、時間軸、マーケット軸で構成されます。特に、情報軸は所謂インフォメーションではなく、情報を精査した後のインテリジェンスのクオリティー&クオンティティーで決まります。そこに時間軸とマーケット軸の複雑な計算が成り立ちます。

 TOMAファイナンシャルアドバイザリーでは、このような戦略的視点から会社のご支援をすることにより更なる会社の発展の為のお手伝いをしております。

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