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中小企業におけるM&A の目的

記事作成日2019/03/11 最終更新日2022/04/07

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近年、M&Aというワードを日常的に聞く機会が増えました。ひと昔前までは大企業が行なうものとして、中小企業にはあまり馴染みがないものとして考えられてきましたが、現在では中小企業でも様々な問題解決のためにM&A が行なわれています。

M&Aの目的~売り手側

M&Aの目的は多岐に渡り、売り手側と買い手側で異なります。売り手側では(1)事業承継問題の解決、(2)不採算事業の整理、(3)資金調達などを目的としてM&Aが行なわれる場合があります。

(1)事業承継問題の解決
現在、多くの中小企業で親族や従業員の中に後継者がいないという問題が起きています。M&Aを利用することで第三者への事業承継を行ない、事業を継続させていくことが可能となります。

(2)不採算事業の整理
自社の事業の中で不採算事業のみをM&Aで売却することによって将来の損失の計上やキャッシュアウトを抑制することが可能となります。売り手側で不採算事業であっても買い手側でシナジー効果が期待されM&A の対象となる場合があります。

(3)資金調達
新規事業などの参入にあてるため自社の既存事業などを売却することで資金を調達することが可能となります。

M&Aの目的~買い手側

一方、買い手側では、(1)事業規模の拡大、(2)新規事業に参入する目的で行なわれる場合があります。

(1)事業規模の拡大
既存事業の拡大のために同業他社をM&Aで取り込み、同業他社の人材・技術・ノウハウ・ブランド・知的財産等の経営資源を獲得することで収益性、生産性、効率性などの向上が期待できます。

(2)新規事業への参入
自社で一からその事業を築きあげると多大な時間を要することとなるため、M&Aでその事業を持つ企業を取り込むことにより時間をかけずに事業領域を拡大することが可能となります。

M&Aの検討

M&Aを実行するにあたって、契約締結までのプロセスが長く、様々なことを検討する必要があります。M&Aにご興味がある方はお気軽にご相談ください。


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