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自社の組織文化の型・種類を分析し、見直す

記事作成日2017/02/25 最終更新日2021/10/05

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組織文化とは「会社の性格」「社風」と言い換えることができ、「土壌」のような性質を持っています。良い人材を採用しても土壌が悪いと成長せず、成果も出せません。

「自社の組織文化」は?

自社の組織文化はどうなっているでしょうか。分析してみましょう。

◆家族文化:和気あいあいとした空気の中でお互いを尊重しながらチームワークを維持していく。
◆革新文化:開放的な雰囲気の中で、チャンスを求めて変化に対応していく。
◆官僚文化:秩序を重んじた雰囲気の中で、堅実に取り組みながら連続性を維持していく。
◆成果文化:競争意識を持ちながら、目標に向かってスピーディーに突き進んでいく。

それぞれに対し、自社の現状が「非常に当てはまる」ならば「50」点、「ほとんど当てはまらない」ならば「10」点、というように、10~50点満点で採点をし4つの点を線で結んで四角形を作ります。スライド1

「良い悪い」でなく「これに近い」という感覚で点数を付けてみてください。4つの文化のうち、どれが突出しているかによって自社がどのタイプかがわかります。

役所型

典型的なマニュアル組織です。身内に甘い風土があるため社員同士の連帯感はありますが、失敗を恐れチャレンジしないため成長しないという特性もあります。

スライド2

 

歩合営業型

「取れるまで帰ってくるな」という組織です。成果を上げられる人間にインセンティブを与えるので、優秀な人材は居つきますが、他人を蹴落としてでも数字を上げることを求めるので営業ノウハウの共有はできずチームワークは良くなりません。

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家族主義型

中小企業に一番多い形です。社員同士、経営者とも仲が良く連帯感もありますが、他人任せになりがちで、実はチームワークは良くありません。やってもやらなくても同じなので意欲が高い人材が離職してしまうという面もあります。

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技術系ベンチャー型

技術志向、イノベーション志向が強く、好きなことを仕事に出来ている組織のため離職率は低くなります。ただし、結果をあまり求めないので売上や顧客に対する意識は低く、優れたプロダクトが開発できなければ業績は伸びません。

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活性化型

社員同士が成果を上げるために助け合う文化があり、一般的に理想と呼ばれているタイプです。業種・業態・経営者の想いによって少しずつ異なりますが、問題は「どのような組織文化を理想とするか」です。

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理想的な組織文化つくりに「クレド」を活用

どの文化を強め、弱めたいか。理想の組織文化を形成するために非常に有用なツールが「クレド」です。
クレドとは、「信念」を意味するラテン語で、「企業の信条や、行動指針を簡潔に記したもの」を意味します。

想いを言葉にし、クレドカードにして持ち歩き、判断の拠り所にすることで、誘導型ミサイルのようにそれぞれの意識、行動が理想に近づいていきます。自社の今を知り価値観を改めて明確にすることからスタートしましょう。