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医療機器への投資について

記事作成日2016/02/19 最終更新日2022/02/03

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医療機器への投資に関して、投資計画の作成とリースについて検討してみたいと思います。

設備投資計画

高額な医療機器の導入には、設備投資計画の作成がかかせません。予想される患者数と患者単価を元に立てた収支予測から、何年で回収できるのかを想定し、その他メンテナンス費用など継続的な支出も考慮しながら作成します。その中で、「リース」という選択について検討することも多いかと思います。

リースのメリット

1.医療機器を保有していると通常かかってくる保険料や固定資産税がリース料の中に含まれているため、固定資産税の申告や損害保険の契約手続きが不要です。事務手続上の煩わしさが少なくなります。

2.費用を平準化することができます。購入した場合には、購入時の投資額が大きくなります。逆に、リースの場合には毎年一定額であるため、費用を平準化することが出来ます。

デメリット

1.基本的に中途解約不可であるため、使わなくなっても残ったリース債務について、違約金として返済義務があります。つまり、解約する意味がなく、医療機器を使わなくなってもリース料を支払い続ける必要が出てきます。

2.リース会社の利益や諸経費がのってくるため、購入よりも支払総額が多くなってしまいがちです。金利やリース会社の利益が追加でかかってくるため、支払総額が割高になってしまいます。

まとめ

投資計画をしっかり立てた上で、リース取得のメリット・デメリットを考慮して判断していきましょう。お問い合わせはお気軽にどうぞ! TOMAコンサルタンツグループヘルスケア事業部