◆Think different
クレイジーな人たちがいる
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち
四角い穴に丸い杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち
彼らは規則を嫌う 彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心を打たれる人がいる
反対する人も賞賛する人もけなす人もいる
しかし彼らを無視することは誰もできない
なぜなら彼らは物事を変えたからだ
彼らは人間を前進させた
彼らはクレイジーと言われるが私たちは天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから
Think different
◆ビジョンを軸にM&A で成功を収める
上記は1997年、Apple社がキャンペーンの一貫として打ち出したCMの文言です。
この、ビジョンとも言うべき指針を機にAppleは飛躍的成長を遂げ、世界一の企業に変貌しました。その背景としてAppleが多くの企業を買収してきたことが挙げられます。
音楽企業のBeats社を3000億ドルで買収し音楽配信サービスを提供。その他にもSnappyLabs社を買収しカメラ機能を向上させ、NovaurisTechnologies社を買収しSiriという音声認識サービスを提供するなど、AppleはM&Aを通して自社の強みを拡大させ成長を遂げました。
一般的にM&Aは円満にはいかないイメージがついて回りますが、東京工業大学大学院の井上光太郎氏によると、2003~2010年におけるM&A実証研究の結果、約50%成功していると言及しています。(株主価値への効果という側面での検証)
Appleの良例を元に、企業はM&Aにネガティブなイメージを持つことなく、ビジョン(または経営理念)を実現するためにM&Aを検討する価値は十二分にあると言えます。