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少額経費はまとめて計上!キャッシュレス化で経理の合理化を進める <経理合理化 第6回>

記事作成日2016/03/07 最終更新日2021/06/30

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経理が好きな人は細かい作業がとにかく好きという人が多いです。

しかし、実は経理の作業は細かいことを全て起票するよりも、まとめれる部分はまとめて処理してしまった方が会社としては効率的だったりします。今回は、経理の作業をまとめて処理する方法について書いていこうと思います。

少額経費は月でまとめて計上

経費精算が1ヶ月まとまったら、会計処理もまとめてやると当たり前ですが効果が倍になります。

今まで小口現金で交通費を精算していたときは、個別に現金出納帳に記帳されていました。これが、月に一度の精算になれば、1ヶ月の間に使った交通費をまとめて1仕訳で経理処理することが出来るのです。

言い換えれば、これまで何枚も書いていた伝票が1枚で済むということです。したがって、経費計上の仕訳数がかなり減り、毎日やっていた経費精算の仕事が月に数時間で終わるとこを実感して頂けると思います。

そういったとき、「まとめて計上して、税務調査で問題にならないか?」と思う方もいるかもしれませんが、心配いりません。ほとんどの会社は青色申告(きちんと帳簿をつけることにより税務上の特典が受けれる申告制度)を選択しています。青色申告の様々な特典を受けるためには法人税法の規定に従わなければなりません。

しかし、青色申告では少額の経費は科目ごとにその日の合計額で計上していいことになっているのです。税法においても、重要性の低い少額な経費については、事務コストをかける必要のないことをハッキリと示しています。

少額経費は日々の合計でまとめて計上しましょう。

キャッシュレスになってこそ可能

一番のポイントは、やはりキャッシュレス化です。現金の出し入れがなくなると、現金出納帳を日々記帳する必要がなくなります。そして振込みになるので、預金通帳に取引が記録されるようになり、後でまとめて処理することが可能になるのです。

以上を纏めると以下のようになります。

①経費精算を月1回にする
②小口現金の廃止
③現金出納帳がなくなる
④給料と一緒に振込みで精算
⑤少額経費を合計額で計上

キャッシュレスにすることで時短と自動記録を行いましょう!