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株式上場とは?シンガポールでの株式上場

記事作成日2018/01/16 最終更新日2018/01/16

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[小冊子03:海外赴任と外国人雇用]

【はじめに】

今回は日本とシンガポールの株式上場について簡単に記載をします。

【株式上場とは?】

株式上場とは、株式を証券取引所で自由に売買できるようにすることをいいます。

経営者の視点から考えると、会社の事業が拡大し、多額の資金調達がしたいと思ったときに新株を発行して不特定多数の方に新株を購入してもらい、その対価として資金を受け取ることができます。

会社は、主に資金調達のために上場をめざしますが、副次的効果として、知名度の向上、社会的信用度のアップ等が得られます。

【上場は海外でもできる】

日本の会社が株式上場を目指す場合、日本の証券取引所のみならず海外の証券取引所等で上場をめざすこともできます。アジアでは、香港やシンガポールでの上場が有名です。なお、各国やその地域の証券取引所で異なるルールがありますので、日本の会社の上場が認められているかどうかは確認する必要があります。

株式上場の主目的は資金調達にありますから、上場準備コストを勘案しながらより多くの資金が調達できる市場への上場を検討することとなるでしょう。

また、シンガポールでの知名度を上げたいなどの目的があれば、条件面で不利であってもシンガポールでの上場を目指すことも考えられるでしょう。

【シンガポール証券取引所の特徴】

シンガポール証券取引所では、754の上場企業のうち164が海外の企業(中国をのぞく)となっており、多数の外国企業が上場している市場です(SGX Market Statistics Report February 2017より)。

上場数では東証や香港等のほうが多いと思いますが、日本の会社が上場するに当たっては過去の日系企業の上場実績もあり、比較的やりやすい市場でしょう。

しかしながら、会計基準の違い、申請書類等が英語となることから、それに対応できる人員を確保する必要があります。

株式上場はその会社の一大イベントとなり、時間と労力がかかります。事前に十分に検討することが必要です。

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