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日本市場シュリンク(Shrink)現象? ~シンガポールと日本の企業数増減比較~

記事作成日2014/11/14 最終更新日2021/02/02

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【日本がシュリンク化している?】 富士山・日本のイメージ画像

最近お客様とお話をしていますと、“日本はシュリンク(Shrink)している”(注:シュリンクとは英語で縮むもしくは小さくなるとの意味。市場縮小のことでしょうか)旨の話題を多く聞きます。

私も気になっていたので、今回はシンガポールと日本の企業数を簡単に比較してみました。

 

【シンガポールと日本の統計】

まずシンガポールの統計です。ACRA(Accounting and Corporate Regulatory Authority、企業を監督し登記を管理している官庁)のBusiness Statisticsによると下記のとおり企業数は増加傾向にあり、4%程度の伸びを示しています。

 

年月 登録数 増減率
2014年2月 429,795
2014年8月 447,661 4.15%

 

これに対し、日本の国税庁の会社標本調査結果によると、平成22年度から3年連続で減少しています。昭和26年からのデータを確認しましたが平成21年度分までは毎年増加していました。昭和の時代は増加率8%のときもありました。

 

年度

法人数

増減率

平成20年度分 2,597,108 0.35%
平成21年度分 2,610,709 0.52%
平成22年度分 2,580,354 △1.16%
平成23年度分 2,570,490 △0.38%
平成24年度分 2,525,984 △1.73%

 

法人数の比較からみると、日本がシュリンクしていることが裏づけられていることがわかり、ショックを受けてしまいました。シンガポールに居住しつつアジア各国も訪問している筆者の感覚としても、日本には活気を感じないときがあります。

 

日本市場の伸びが期待しづらいので、日本でオンリーワン、ナンバーワンを目指したり、海外市場に進出するなど、会社も個人も戦略をしっかり練るのがいいかもしれません。

 

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