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シンガポールで法人の銀行口座を開設するには

記事作成日2017/02/01 最終更新日2017/02/01

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シンガポールで法人の銀行口座を開設するには

会社経営では資金繰りはもちろんのこと、お金の支払いや受け取り等、銀行口座がなければビジネスを維持・展開することは難しいと言えるでしょう。シンガポールでビジネス展開する場合、法人口座開設の手続きの流れはどのようにしたら良いのでしょうか。

法人口座開設に必要な書類

シンガポールで会社を設立する手続きの中に、会計企業規制庁(ACRA)に登記する必要があります。この申請が通ると、銀行の法人口座を開設することができます。

以下にある書類が必要になるものの、昨今シンガポールに進出する企業の増加に伴って口座開設も増えていることから、審査も厳しくなっている傾向にあります。追加で書類を要請されることも考えられるため、事前にどのような書類が必要になるのかを確認しておくと安心です。

・銀行口座開設のための申込書
・取締役会の議事録
・会社設立証明書(BIZ LIFE)のコピー
・会社登録証のコピー
・シンガポール法人の定款の写し
・署名者である取締役のパスポート又はIDカードのコピー
・サイン権者の住所が記された書類のコピー

口座開設には銀行員との面談も必要

法人口座の開設には必要書類の提出に加えて、銀行員との面談があります。1シンガポールドルから会社を設立できるとはいえ、資本金が少なすぎる、どのような事業を展開しているのか実態がわかりにくい、ペーパーカンパニーのような印象を持たれてしまうと、法人口座の開設が認められないこともあります。

口座開設にあたっては、各銀行が設定している口座開設の基準を確認した上で、ビジネスの海外展開の理由や事業計画をきちんと説明するようにしましょう。

シンガポールにはどのような銀行があるの?

シンガポール国内の三大銀行と言われているのが、シンガポール開発銀行(DBS)、華僑銀行(OCBC)、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)です。シンガポールでビジネス展開するには、現地の銀行口座を開設しておくと現地企業間のお金のやりとり、資金繰りなどが円滑にいくと言えるでしょう。

また、イギリス ロンドンに拠点を置くHSBC銀行やスタンダードチャータード銀行、アメリカ ニューヨークに拠点を置くシティ銀行など多くの外資系銀行が進出しています。

日系の銀行には三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行が進出しています。日本で取引がある日系の銀行のシンガポール支店に口座開設を依頼すると、スムーズに手続きが進む傾向があります。

法人口座は国内外でビジネスを展開するために必要不可欠なものです。登記の手続きが完了しないと法人口座を開設することはできないものの、事前に情報を集めることはできます。口座開設が滞りなく進められるように準備をしておくことで、その後のビジネスも円滑に進められるきっかけとなることでしょう。