経営者と社員の間にズレが生じていませんか?たとえ、現時点では小さなズレでも、そのまま放置してしまうと、組織内で様々な問題を引き起こし、生産性の低下や最悪の場合には離職率の悪化といった深刻な問題に発展しかねません。
この記事では社員との意識のズレによって引き起こされる問題や対策として行う「組織診断」のメリット、また対策実施の際のポイントなどをご紹介します。ぜひご覧ください。
目次
社員との心の距離は離れていませんか?
経営者と社員との心の距離が離れてしまっている状況は、組織全体を蝕む重大なリスク。このことを経営課題として認識し、日々気を配っている経営者もいらっしゃると思いますが、この問題の難点は、どんなに社内を見渡していても気づきにくい点です。
特に中小企業の場合「うちくらいの社員数なら社員の状況を把握できている」という過信から、現状に気づくことができず問題が放置されているケースも多々あります。また、社員との心の距離の遠さを薄々感じながらも、経営者として社内からの不満の声を聞くことに躊躇してしまい、問題にアプローチできずにいるケースも見受けられます。
社員とのズレを放置することによる経営リスク
このような将来的な経営リスクを未然に防ぐために、まずは経営者自身が過信を捨て、自社の現状把握に努めましょう。
「組織診断」を行うメリットと実施のポイント
では、現状を把握するためにまず何を行うべきなのでしょうか。私たちは組織診断を行うことをお勧めします。メリットとしては次の3点が挙げられます。
① 課題の早期発見・改善 | 潜在的な課題を見つけ、早期対策することで、業績向上や離職率低下につながります。 |
② エンゲージメント・満足度の向上 | 従業員の意見を把握し、課題解決に取り組むことで、意欲や満足度を高められます。 |
③ 組織力の向上 | 問題を把握し、社員の幸せづくりを目指すことで活気のある組織を作れます。 |
なお「組織診断」を実施するメリットは上記のような課題発見・解決だけに留まりません。社員の声に耳を傾ける社長の姿勢が組織全体に伝わることで、社員の中に信頼感や安心感が生まれることも大きなメリットとなります。
“ 働きがい” と“ 働きやすさ” 二要因理論が組織診断の評価基準
組織の現状把握には、働きがい(仕事の楽しさ)と働きやすさ(仕事の楽さ)の2つが大切な要因となります。
TOMAの組織診断では、このモチベーション理論(二要因理論)を元に精度の高い調査で現状を捉え、組織の状態を4分類(下図)に分けます。
これにより課題の全体感を把握でき、さらに経営者自身の理想とのギャップも判明するため、優先的に改善すべき点が明らかになります。
実施する上でのポイント
・結果は必ず社員に公開する!
結果を共有し、向き合う姿勢が社員に好影響を与える。
・目指す組織像をイメージして診断する!
診断がゴールではなく、目標をイメージして結果を活かす。
・毎年、決算の2ヶ月前に実施する!
年1回、継続的に状況をモニタリングし、改善を実感する。
組織改善の課題解決をトータルにサポート
2024年4月から上場企業に対して人的資本の情報開示が義務化されるなど、経営における社員(人材)のエンゲージメント・満足度の重要性が注目されています。
中小企業においても人材の重要性にまつわる企業課題にアプローチするべき絶好のタイミングです。そのための第一歩として、ぜひ組織診断の実施をご検討ください。
30年にわたり組織の課題と真摯に向き合ってきたTOMAなら、様々な課題に対応できる各種専門家の豊富な知見で、組織診断の導入や診断結果の報告だけでなく、結果から導き出された組織が抱える本質的な課題に対して、具体的な改善策をご提案できます。
TOMAと一緒に、経営者と社員がともに満足できる明るく元気な組織づくりへの一歩を踏み出しましょう。
TOMAの組織診断の特徴
As Is(現状) ⇔ To Be(理想)で比較分析
As Is(現状) だけでなくTo Be(理想)も点数化。To Beは事前に経営者にヒアリングを行い、社員向けに行うものと同じ質問に理想の状態を点数付けして回答。社員と経営者から出た満足度のギャップから現在の課題を抽出します。
肯定質問と否定質問による高精度な調査
「チーム内で情報共有や協力は円滑に行われている」「チーム内での情報共有や協力が滞っていると感じる」のように、事象を肯定・否定の両面から質問することで回答に矛盾がないかを確認。質問事項を工夫し、異常値を除外することで、高い精度で状況を把握できます。
社員との間に少しでも意識や方向性のズレを感じたら、どこに原因があるのか把握するために早急に組織診断を行うことをお勧めします。この機会にぜひ組織診断を行って、これからの組織の健全な発展のための一歩を踏み出しましょう。
TOMAの組織診断サービスの詳細は以下よりご覧ください。
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