前回、理想の組織文化を形成するにはクレドが有用であるとご紹介しました。
リッツ・カールトン・ホテルが活用していることで有名になりましたが最近では中小企業も含め様々な企業が導入を始めています。
今回はそのクレドについてもう少し詳しくご紹介します。
クレドとは、「信念」を意味するラテン語で、「企業の信条や、行動指針を簡潔に
記したもの」を意味します。最近では「クレドカード」を指す言葉として
定着しています。
ではその「クレドカード」に何を記すか。
TOMAでは「ミッション」「ビジョン」「バリュー」のカテゴリに分け、想いをまとめていくことをお勧めしています。
ミッション:企業の使命、目的。企業の存在価値そのもの。
「会社がどのような目的や使命を掲げて社会に存在するのか。」
ビジョン:中期的な企業の理想の姿、目標。数値等で表される。
「目的や使命を実現するために、どのような目標を立てるのか。」
バリュー:企業の価値観。メンバーの行動指針や、経営に関する指針。通常10~15項目程度を設定する。
「ミッションやビジョンを達成するために、どのような価値観や行動指針をもとに仕事をするのか。」
それぞれの考え方を図にすると下記の通りです。
長い期間をかけ、まさしく「命」を「使」って追い求めていくのが「ミッション(使命)」であり、
その途中、5~10年後の将来像として掲げるのが「ビジョン(目標)」。
その下支えとなる、具体的な日々の行動指針が「バリュー(価値観)」となります。
自社の社員は、何のために命を使ってくれているのでしょうか。
是非まずは、ミッションから考えてみましょう!