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緊急時の生命保険活用契約者貸付制度をご存知ですか?

記事作成日2020/06/09 最終更新日2020/06/09

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契約者貸付とは

契約者貸付」とは、資金が必要なときに、解約返戻金の一定の範囲内で保険会社から貸付を受けられる制度です。この制度を利用することによって、保険を解約することなく資金調達が可能です。

保険を解約してしまうと、当然ながら保障はなくなります。その後、再度保険に加入する際は改めて加入手続きが必要となり、保険料や健康状態等これまでと同条件で加入できるとは限りません。そこで契約者貸付を利用すれば、保障は継続したまま迅速に現金を手に入れることができます。

また、契約者貸付はこれまでご自身で積立ててきた解約返戻金を元手に借りるため、金融機関からの借入と異なり、利用の際の審査や担保は不要です。返済方法は「一括」、「一部」、「利息のみ」と選択が可能で比較的利用しやすい条件になっています。

注意すべきポイント

便利な一方で、利用時の注意も必要です。

[1] 貸付利息

貸付金には所定の利息が複利でつきます。利率は保険会社や加入時期によって異なります。

[2] 未返済の場合

未返済のまま被保険者が死亡したり、保険を解約した場合には、本来受け取るはずの保険金等と貸付金が相殺されます。

[3] オーバーローン

長期にわたって返済がなく、貸付金が解約返戻金を上回った場合、保険契約が失効してしまいます。

通常、貸付金には利息がかかりますが、新型コロナウイルスに関連し6月末までの受付(各社異なる)で一定期間の利息免除等、特別対応をしている保険会社もあります(5/19現在)。すぐに活用しない場合も、この機会に現在加入の契約でいくら貸付を受けられるか、確認してみてはいかがでしょうか。