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お客様の声

株式会社データリーフ様

個の力から組織力で成長する企業へ。全社員の想いが詰まったMVVが完成しました。

株式会社データリーフ様 会社概要

業種:情報サービス・イベント運営

従業員数:15名(2025年6月現在)

利用サービス:
MVV策定コンサルティングサービス | 税務顧問契約

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創立25周年の節目を迎えた株式会社データリーフ様。社員が増え世代交代が進みつつある中、従来の個人の力に依存する経営から脱却し、組織としての総合力でさらなる成長を遂げたいという想いが高まっていました。その実現には、全社員が共通の価値観と目標を共有し、一体となって歩むための指針が不可欠であると考え、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の策定をご提案しました。

「社員一人ひとりの声を丁寧にすくい上げ、多様な価値観をMVVに反映できたのはTOMAさんのおかげ」と語る代表取締役社長 髙橋卓也様に、MVV策定の背景や具体的なプロセス、そして今後の展望について伺いました。

公開日:2025年6月19日

課題と効果

依頼前の課題について

・創業時から理念や人材育成指針を作成・更新し、社内に共有していたが、社員にどこまで浸透しているかわからなかった。

・個の力から組織で成果を出す会社に生まれ変わるため、「自社のあり方」を再定義する必要があった。

コンサルティングの効果

・幹部から若手まで全社員に対して丁寧なヒアリングを実施し、普段は聞けない社員の本音や率直な意見を引き出すことができた。

・同業他社との差別化や採用強化につながる独自のキーワードや価値観を盛り込んだMVVが完成し、今後の成長へのスタートラインを切ることができた。

TOMAに依頼したきっかけ

個人的な相続の相談から始まり、その後、税務・人事でもお世話になっています

TOMAさんとの出会いは、親族の逝去に伴う個人的な相続の相談がきっかけです。その後、経理や決算など税務会計の面で本格的なコンサルティングをお願いするようになりました。その後は人事労務の分野でもサポートいただいています。

経営の根幹となる部分で長くご支援いただいてきましたが、昨年(2024年)の秋から、会社のあり方や今後の方向性を明確にするためのミッション・ビジョン・バリュー(以下「MVV」)策定支援コンサルティングをお願いすることになりました。

コンサルティング依頼前の課題

世代交代が進みつつある今、会社のあり方を再定義したい

これまで私は、「こういう会社にしたい」という理念や「こういう社員であってほしい」といった人材育成の指針を自分なりの言葉でまとめ、数年に一度は更新して社内に掲示してきました。しかし、実際どこまで社員に浸透していたのかは正直なところ、よく分かりませんでした。

当社は2025年で創立25周年を迎えます。社員も増え、世代交代も進んできました。今こそ「データリーフはこういう会社です」と、社内外に自信を持って示せる「自社のあり方」を改めて考えるべきだと強く感じました。

設立当初は20代で先のことを深く考えず走り続けてきました。25周年の節目を迎え、事業承継も視野に入った今、会社のあり方を再定義し、個人の力から脱却し組織としてさらに発展する段階だと思っています。



お話を伺った代表取締役社長 髙橋様


人事評価制度の核となるMVVを

MVV策定を進める具体的なきっかけになったのは、人事評価制度の構築を考え始めたことです。組織の一員として成果を上げるには何をすればよいのか、どこまで頑張ったらいいのか。そうした人事評価の基準を考える際の核となる価値観・考え方として、会社の存在意義や方向性などが示されたMVVが必要だと感じました。

採用活動でも、企業理念や価値観を明確に打ち出すことが優秀な人材の獲得に直結します。面接時に「御社の理念に共感しました」といった声をいただくことも多く、MVVの整備は採用面でも重要だと認識しています。

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは?
MVVとは、企業が目指す方向性を定めるための3つの要素、「Mission(ミッション)」、「Vision(ビジョン)」、「Value(バリュー)」の頭文字を取ったものです。日本語ではそれぞれ「使命」「目標」「価値観」と訳されることが多く、企業の羅針盤として、社員の行動を統一し、企業の成長を促す重要な役割を果たします。
※MVVに関する参考ブログ
『ミッション、ビジョンが会社の成長エンジンとなる
・『ビジョン経営が“社員のやる気”を育てる! 〜ビジョンとは何か?経営理念・ミッションとの違いをわかりやすく解説〜


実際のMVV策定コンサルについて

TOMAさんが社員の本音を引き出してくれた

最初はベテランコンサルタントの井関さんとフランクにお話しするところから始まりました。その後、実務担当の森本さんや塚脇さんにバトンタッチされ、さらに具体的にヒアリングしていただきました。

驚いたのは、幹部社員だけでなく若手社員も含めて全社員にヒアリングを実施してくださったこと。それによって、私自身が直接聞くことのできなかった社員の本音や率直な意見を引き出してもらえたと思います。

<データリーフ様のMVV策定支援の流れ>
フェーズ1 過去・現在・未来についてヒアリング
・会社設立の経緯
・ここまでの振り返りと、将来のありたい姿、後世に何を残していきたいか
・経営上の成功・失敗、その後どう立て直したか。そこから得たものと学んだこと など
フェーズ2 具体的なコンテンツ化
・フェーズ1のヒアリング内容の具体的な文言への落としこみ
・ミッション、ビジョン、バリューの骨組み作成
フェーズ3 ワークショップによる肉付け
・幹部社員や若手社員にヒアリングし、それを髙橋様にフィードバック。そのサイクルを重ね、バリューの部分を中心に肉付けしていく


完成したMVVについて

全社員の想いが詰まった100点のMVVが完成しました

完成したMVVについては、点数をつけるならば100点満点の出来栄えだと感じています。

当社のMission(使命・存在意義)は「ファン・アーティスト・スタッフを繋ぐ架け橋になる」としました。「架け橋」というキーワードは、アーティストのファンクラブ運営を手掛ける当社が創業当初から大切にしてきた言葉です。アーティストとファンの双方を結びつける役割を象徴する言葉としてこだわりました。

また、デジタル化が進む現代において、あえて心の繋がりなど「アナログ的な価値」を重視する姿勢も盛り込んでいただきました。

ライブで直接会えることのありがたさや、CDを手にしたときの重み、紙の会報誌をめくるときの感動など、ファンにしか分からないアナログならではの価値を大切にしたいという想いです。

これも経営層だけでなく、社員からの意見も吸い上げていただいた上で、最終的にMVVに反映できました。

完成したMVVから一部抜粋(許可を頂いて掲載しています)


TOMAさんが入ってくれたおかげで、社員も本音が話しやすくなった

こうした独自の価値観をMVVにしっかりと盛り込めたのは、TOMAさんが社員一人ひとりに丁寧にヒアリングを行い、現場の意見や想いを的確に拾い上げてくださったからこそだと思います。

第三者のTOMAさんが間に入ってくださったことで、社員も本音を話しやすくなったのでしょう。予想外だったのは、若手社員が新たな事業展開や自社コンテンツ発信に強い意欲を持っていたことです。これは創業当初の私自身の想いとも重なり、嬉しさを感じたと共に大きな刺激を受けました。

アナログ的な価値についてはデジタルのファンクラブ運営を中心とした同業他社との差別化にもつながります。時代の変化に合わせてTOMAさんとともにMVVをメンテナンスし、常に100点満点の状態を維持していきたいと考えています。


取材当日、無事MVVbookをお渡しすることができました!


TOMAコンサルタントへの印象

緊張していた若手社員からもうまく話を引き出していただきました

ベテランの方から中堅、若手の方まで今回のMVV策定に携わっていただき、多様な視点でコンサルティングを提供してくださったと思います。


取材当日はMVV策定の裏話で盛り上がりました


MVV策定の中心的メンバーとして活躍いただいた森本さんと塚脇さんには当社社員に細かくヒアリングしていただきました。入社間もない若手社員が緊張してヒアリングに臨んだそうですが、うまく話を引き出してもらい、リラックスして話すことができたと聞いています。

また、税務や会計、人事労務、海外取引など、経営の根幹に関わる分野でも長年にわたりご支援いただいています。創業時は会計の知識もなく、何も分からない状態から手取り足取りご指導くださいました。当社が2004年に黒字転換を果たせたのはTOMAさんのご支援の賜物です。

税務会計に関しては複数のコンサルタントの方にお世話になってきましたが、現担当の笠原さんも質問や依頼に対するレスポンスが早く、実務に関して全く不安はありません。もし、明日、税務調査が入っても自信を持って臨めますね(笑)


今後の展望とTOMAへ期待すること

MVV策定は次の25年に向けた新たなスタートライン

今年で51歳となり、人生の半分以上を社長として過ごしてきました。体力的にはまだまだ現役ですが、これからは個人の力だけに頼るのではなく、組織としての体制をしっかりと築く必要があると強く感じています。

25周年という大きな節目を迎え、ファンクラブ運営という事業を時代に合わせて進化させねばなりません。今回完成したMVVは、その未来に向けて新たなスタートラインになったと思います。今後はこのMVVを社員に浸透させ、人事評価制度へと落とし込んでいきます。


未来のビジョンを語る髙橋社長


組織として成果を生み、みんなでその喜びを味わいたい

繰り返しますが、創業当時のように個の能力だけで仕事をするのではなく、組織として成果を出していきたいと考えています。組織運営のための利益確保という経営者としての責任を感じる一方、組織を率いて皆で力を合わせて成果を出せたときの喜びは、何物にも代えがたいものです。

これからも、仲間とともに挑戦し、組織で働くことの意義と充実感を味わいたいです。

今年で創立25周年ですが、今後もTOMAさんと共に歩んでいきたいと考えています。100年企業へ?…そうですね、まずは半分の50周年を目指して頑張りましょう(笑)


※本記事の会社名、役職等は公開日時点のものです。

TOMA担当
コンサルタントから

TOMAコンサルタンツグループ

森本 佳澄(経営コンサルタント)/塚脇 巧也(経営コンサルタント)/笠原 菜々(財務コンサルタント)

■お客様がいかに率直にお話できるかを心掛けてヒアリングしました(森本)

MVV策定にあたり全社員の方にヒアリングを実施し、皆様がいかに普段から真摯に業務に向き合っているか、将来をきちんと考えているかを目の当たりにすることができました。

全社員が対象だと、入社して間もない方が緊張されたり、あまり意見が出てこないのでは?と事前にご心配をいただきましたが、複数名のご同席のもとでヒアリングを行うなど工夫したおかげで少しずつお話が広がっていきました。

こうした様子や社員の皆様から本音を引き出せたことを、第三者である私たちがご支援した成果だと、髙橋社長からお伺いでき、大変嬉しく思いました。

今回作成したMVVが、今後のデータリーフ様の事業・組織形成の力となれば幸いです。今後もお客様に寄り添う気持ちを大事に、精進いたします。

<森本 佳澄 プロフィール>
中小企業を中心に経営計画策定や人的資本に関する実行支援などを行う。経営に関する課題の抽出から中期および単年度計画の策定まで、また、人的資本に関するMVV策定支援や組織の仕組み創りから問題解決までを伴走でお手伝いしている。


■「お客様の頭の中にあるイメージ」を常にトレースして考えることを最も大切にしています(塚脇)

お客様の漠然とした想いや、事業にかける情熱、将来への展望を、いかに正確に汲み取り、具体的な言葉として紡ぎ出すか。この点に細心の注意を払いながら、対話を重ねました。

休日に一人で横浜のデータリーフ様の事務所の近くを訪れ、横浜の空気を吸いながらMVV策定のために頭を悩ませた日もありましたが、髙橋社長から100点満点と評価をいただき大変嬉しく思います。今後もお客様のために悩み続ける良きパートナーとして頑張ります。

<塚脇 巧也 プロフィール>
2023年に大学を卒業後、TOMAコンサルタンツグループに入社。経営コンサルタントとして、経営計画策定や補助金申請業務を経験。その後、中小企業の人的資本・事業開発・資金繰りに関する実行支援・アドバイスを行う。故郷である大阪を盛り上げるために、関西圏の顧客獲得にも注力している。


■会計処理のスピードと精度の高さに驚いています(笠原)

TOMAとして長年税務会計の面でご支援していますが、データリーフ様の会計処理のスピードや精度の高さに驚いており、私としてもとても助かっています。

税務会計のお困りごとの解決のみならず包括的な支援を行い、データリーフ様の成長のために、社長様の心が少しでも軽くなる良き相談相手を目指していきたいと思います。

<笠原 菜々 プロフィール>
2021年TOMAコンサルタンツグループ株式会社に入社。経営理念である「明るく・楽しく・元気に・前向き」に共感してTOMAへの入社を決めてから5年、現在は個人事業主の方をはじめ、中小企業を中心に担当。決算申告業務の確実な遂行と共に、お客様に寄り添った対応を心掛けている。「いつも頼りにしています。ありがとう」とお客様から感謝いただけることが仕事のやりがい。


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ご利用サービス

お客様の会社情報

会社名
株式会社データリーフ様
所在地
神奈川県横浜市西区平沼一丁目3番17号 宮方ビル4階
設立
2000年5月
代表
髙橋 卓也
業種
情報サービス・イベント運営
事業内容
会員サイト運営、イベント運営、会報誌作成、グッズ販売など、ファンクラブの運営管理
サイトURL
https://dataleaf.co.jp/

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