TOMAに依頼したきっかけ
クレドは「社員を巻き込んで」作るものだという言葉に共感しました。
杉本設備様は住宅や施設の新築、リフォームの設備工事を請け負う会社。従業員は男性ばかりで、職人気質な顔ぶれが集っています。そんなメンバーを束ねる杉本社長の悩みは「社員の気持ちをひとつにするにはどうしたらいいのか」。
セミナーに参加したり、本を読むなどして学びを深め、従業員一人ひとりに思いを寄せた目標管理を行うなどを行ってきましたが、なかなか思うようにいきません。そこで出会ったのがクレド。本でクレドのことを知り、「作ってみたい!」と強く惹かれました。
「クレドを作ってみたいけれど、どうしたらいいのかわからない。そんな時、ちょうどTOMAのメールマガジンでクレドセミナーが開催されることを知りました」。
参加したのは、女性コンサルタントが講師を務める「クレドのヒミツ」セミナー。クレドとは何か、どのように作るのか、どんな効果があるのか、わかりやすく学ぶセミナーです。
「参加する前は、自分で作らなければならないと思っていたんです。それが、クレドは社員全員を巻き込んで作るものだと知り、一気にクレド作成が現実味を帯びました」。
TOMAのクレド導入サービスの進め方
月に一度の打ち合わせ。4ヶ月でクレド完成
セミナー参加後、4ヶ月で自社のクレドを作り上げる「TOMAのクレド導入コンサルティング」を契約。社内では、クレド作成を宣言し、クレド制作委員会を組成しました。コンサルタントが訪問したり、ご来社いただいたりして、ミーティングを重ねて練り上げていきました。
最初は、乗り気でなかった社員もクレド作成の過程で、お客様への思いや自社の強みを意識するようになり、みんな一生懸命に。最終的には全員が、なんらかの形で関わりました。
「TOMAの事務所を訪問してのミーティングというのも効果的でした。普段は工事業ですから、殺伐とした現場が多いのですが、環境が異なるオフィスビルでの会議ということで、気持ちが高揚しました。“会社がこういう試みをする!”ということで、社員の背筋も伸びるような感じでした」。
クレド導入コンサルティングの効果
価値観が共有され、社風も間違いなく根付いている
こうして全員で作り上げたクレドはカードにし、名刺に刷り込んだり、ホームページにも掲載しています。お客様や取引先との話題づくりにも役立っています。
クレドをきっかけに毎朝、朝礼を行うようになりました。みんなでクレドを唱和し、一人ずつスピーチ。全員が「利益を上げよう」という意識を持ち、それを声に出します。「大事にしているものの共通項があるので、怖がらずに意見を言えるようになったようです」。
当初は戸惑っていた社員からも「最初は何を始めるのか不安になったが、いいものだと思います」という声が出てきました。そんな風に全社に浸透していきました。
「価値観が共有され、社風も間違いなく根付いているという実感があります」。
杉本設備では、クレドを作ってから数名の社員が入社しました。「最初からクレドを読んで働いているのは、気持ちがまったく違う」といいます。やんちゃ系の社員であっても、毎日、声に出して読み、やりがいをもって仕事に臨んでいる姿を目にし、クレドの効果を感じています。採用時のミスマッチを防ぐこともできています。
担当コンサルタントの印象
社員のこともよく理解してくれていて「駆け込み寺」として頼りにしています。
クレド作成を担当したのは経営コンサルタントの五島佳代子。杉本社長は五島のことを、「困った時に何でも相談できる“駆け込み寺”のような存在」といいます。クレド作成を通じて社員のことも理解していることもあり、その後も相談いただいています。
「とにかく社員が成長する会社にしたいです。社員が社員を教育して“この会社に入ると成長できる”という社風にしていきたい」。
クレド作成はその第一歩。TOMAは、杉本設備様のさらなる成長のお手伝いをしていきます。
TOMA担当コンサルタント
五島佳代子(経営コンサルタント)
横浜国立大学経営学部経営学科卒業後、財務・経営コンサルタントとして活躍。経営計画策定、経営計画発表会支援を手がけるほか、中小企業の経営者に財務状況や経営に役立つ情報を分かりやすく伝え、「明るく、元気、前向き」な企業づくりに貢献している。
※以上の会社名、役職等は公開日時点のものです。