普段WEBページを閲覧していると、「保護されていない通信」や「このサイトは安全ではありません」のような表示を見たことはないでしょうか。これはSSL 証明書を取得せず、WEBページを運用していることを表しています。以前から通販などを行っているサイトは入力フォームのみSSL化しているサイトなどが多く存在しました。しかし近年ページ全体をSSL 化することが主流になっています。そもそもSSL 証明書とはどのようなものなのでしょうか。
SSL証明書とは?
SSL 証明書は、そのWEB サイトの運営者が実際に存在し、通信データの暗号化を行うための電子証明書です。インターネット上には悪徳業者も複数存在しており、詐欺やウィルスをばら撒くサイトも存在します。そういったサイトと区別するための仕組みです。
■SSL証明書の種類
ドメイン認証 | 企業認証 | EV 認証 | |
暗号化通信 | ○ | ○ | ○ |
組織の実在確認 | × | ○ | ○ |
フィッシング詐欺対策 | × | ○ | ○ |
発行対象 | 個人・法人 | 法人 | 法人 |
信頼性 | 低 | 中 | 高 |
備考 | 個人サイトで 利用が多い |
中小企業でも 取得している |
通販サイトや 大手IT 企業 などで利用 |
SSL証明書は検索順位にも影響がでる?
いまや一番大きな影響力を持つメディアと言われるインターネット。PCはもちろん、日本では国民が一人一台以上スマートフォンを持つ時代になりました。そんな時代に必要な情報を得る際に行うのが、WEBからの検索です。検索最大手であるGoogleが2014年に発表した検索順位のガイドラインに「SSL証明書があるサイトを最優先で表示させる」と明記しています。つまり、同業者のWEBページがSSL証明書を利用しており、自社のWEBページがSSL証明書を取得していない場合、ライバル企業よりも検索順位が下がり、結果アクセスが減るということです。集客のためにもぜひ、自社のWEBサイトを確認してみてください。
TOMAコンサルタンツグループでは様々なシステムの導入実績があります。お気軽にご相談ください。