近年、IT 化が急速に進化し、便利なアプリケーションも多く出回り、膨大なデータも扱える時代となりました。しかし一方で、その膨大なデータをうまく管理できずに仕組みが複雑化している、なんて事はありませんか?
一元管理とは
一元管理と言うと、全ての商品が1 カ所に集まっているようなイメージをもたれる方もいるかもしれません。しかし、場所に限らず、管理体系がひとつにまとめられている状態のことを「一元管理」といいます。
一元管理によるメリット
・作業効率の向上
・経営者と管理者、現場の作業時間を大きく短縮
・受注管理では注文を管理ステータスごとに対応することが可能
※お客様がどのような状況なのかを把握しやすくなる
・在庫管理では短時間で複数モールの在庫情報を一括更新できる
・商品管理ではデータベースに情報を登録し、複数モールで一括反映することが可能
以上のように、一元管理は何度も情報を入力する手間が省け、データベース化することで、膨大な情報の中から必要な情報を見つけやすくなります。
一元管理によるデメリット
・全情報を一元管理しようと固執すると、仕組みが複雑化してしまう
・整理されないままの一元管理は、管理者や現場の混乱の原因となる
・入力項目が多くなりすぎ、逆に手間が増える場合がある
・一部の人間だけで入力・利用されている
目的が不明確な一元管理は、やがて肥大し、結局負担が増えてしまいます。特に、継続的な変化・変更を行う場合には必ず、「対象者」「目的」を明確に把握し、社内で共有している必要があります。
総括
一元管理することのメリット、デメリットを理解し、どの部分を一元管理するのか、どの部分は別個に管理するのか、その見極めがとても重要になってきます。一元管理は加速装置なので、まずは業務を整理した上で計画的に利用しましょう。