クラウド型システムが普及した現在、多くの企業からクラウド型、スタンドアロン型、クライアント・サーバ型のどれを導入するべきか?という質問をいただきます。そこで今回は、コスト面や利用面から比較を行います。
クラウド型の特徴とかかる経費
クラウド型はデータをリアルタイムに閲覧可能、自社でのサーバー管理が不要、クライアントは同一のOS でなくても良いなど、多種多様な使い方ができる反面、インターネットに繋がっていないと使用できないというデメリットがあります。経費としてはソフト利用料、サーバー利用料が毎月発生します。
スタンドアロン型の特徴とかかる経費
一台の端末でプログラムを実行するため、同時アクセスができない反面、インターネットに接続しなくても使用できる利便性があります。ただし、端末自体にデータがあるため、端末が壊れると一切使用できなくなります。
経費はソフトの購入費用と年間保守費用が発生しますが、3 つの中で一番安価です。
クライアント・サーバ型の特徴とかかる経費
サーバーと複数のクライアントで構成されますが、クライアント上で動作するアプリを使用するため、インターネットに接続しなくても使用できます。クラウド型、スタンドアロン型の中間に位置しており、両方の強みを引き出せます。
反面、経費面ではサーバー管理費、セキュリティの維持、電気代など、扱い方には十分注意が必要な上に管理コストが高いです。
3 つの内どれがオススメ?
どれも一長一短があるため、人数や使用環境に応じて選ぶことをオススメします。特にご要望の多いのは、それぞれ以下になります。
(1)使用人数:一人 とにかく値段重視
⇒スタンドアロンを推奨します。ただしデータ、セキュリティは自己責任で管理する必要があります。
(2)使用人数:複数 セキュリティを担保しつつ安価で使いたい
⇒クラウド型を推奨します。ただし常時インターネットに接続できる環境を整える必要があります。
(3)使用人数:複数 自社サーバー有りでシステム担当もいる
⇒クラウド型もしくはクライアント・サーバ型を推奨します。
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