1月下旬より、「おもてなし規格認証2017」の運用が始まりました。国内のサービス事業者のサービス品質を「見える化」することで、顧客・従業員・地域社会の満足度の向上を図る目的です。今回はこのおもてなし規格認証についてみていきましょう。
おもてなし規格認証とは?
おもてなし規格認証は、サービスを提供するすべての事業者へ、高品質なサービスの提供・維持・向上を促し、より高い生産性を実現するための共通化された経済産業省の枠組みです。
「サービス」は、実際にそのサービスを受けるまで品質がわかりづらい性質である為、品質の一部が「見える化」されることで、顧客にサービス品質の高さをアピールすることができ、また、サービス向上を目指す事業者への支援、手引きを目的としています。
中小サービス事業者の3つのメリット
(1)サービス品質の見える化ができる
登録・認証後に発行される「登録証」または「認証書」と マークを店頭やホームページに掲示することができ、名刺やパンフレットに印刷することもできます。サービス品質を「見える化」することで、自社の取組を顧客や地域にアピールでき、従業員の意識の向上にもつなげることもできます。
(2)公的支援を受けやすくなる
サービスの向上や普及のため、業務の革新や改善を図る事業者へ、公的機関からIT投資への融資や補助金等の申請時に、「おもてなし規格認証2017」の取得が有利となる可能性があります。
(3)生産性の向上と経営品質の向上
サービス産業は製造業などと比較するとその生産性は低く、先進諸外国と比べてもその伸び方は鈍いとされています。
「おもてなし規格認証2017」の規格は、顧客・従業員・地域の満足を促進するだけでなく、自社の生産性の向上につながる視点でも策定されています。
登録の方法、基準について
サービス品質向上への取り組みについて30項目が設定されており、15項目以上が該当していると「自己適合宣言」することで、紅認証を受けることができます。その後、上位の認証の審査を受けることができます。
当社では、中小企業を中心に社員を直接指導し、業務改善やIT導入支援をしてきた実績があります。おもてなし規格認証取得やIT導入の補助金活用にご興味お持ちいただけましたら、是非一度ご相談ください。