近年、経営者の後継者不足で悩んでいる会社を多く見かけます。事業を次の代に承継するにあたり、現社長の子供や親戚に承継する場合、社内の第三者に承継する場合、M&Aで他社に経営を譲る場合があります。
どのような形で行うにしても、事業承継はある程度時間をかけて計画的に行うことが重要です。その過程で検討しなければならない事項は、企業によって異なるため一概には言えませんが、事業承継の準備に必要な期間は5年~10年かかることも珍しくはありません。
しかし、事業承継をこれから検討する方、検討を始めた方については、何から決めたらいいのかが分からず、戸惑っている方もいらっしゃいます。
ここでは、事業承継の前に、まずどんなことから検討したらいいのかなど、事業承継に必要な基礎知識についてご紹介します。
1.事業承継における株主の構成と種類株式の活用
株式と株主
株主の構成を検討するポイント
種類株式の活用
種類株式導入の手続き
属人株の活用
属人株導入の手続き
種類株式・属人株の検討
2.事業承継における役員の構成と取締役の選定
役員の構成について
取締役の構成と取締役会
代表取締役、役付取締役の選定
社外取締役と責任限定規定の選定
3.事業承継における知的資産経営引き継ぎのポイント
知的資産経営とは
知的資産経営報告書
事業引継ぎノート