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外国人を雇用するメリットとデメリットとは

記事作成日2016/08/09 最終更新日2016/08/09

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外国人を採用する会社は増えてきており、さまざまな職種で海外から来た労働者の姿を見かけるようになりました。これまで外国人労働者の採用を控えていた企業でも、新たに海外からの労働力を得ようとする動きがあり、今後もその傾向は進んでいくでしょう。
しかし、外国人を雇用するにあたってはメリットばかりではなく、雇用者側の負担などのデメリットもあります。

■外国人を採用するメリットとは

外国人の採用が盛んになってきた理由として、日本の労働力不足の問題やグローバル化などの変化が挙げられます。今や海外から若い労働力を得ることは日本の発展に欠かせないこととなっております。
また、肉体労働という観点だけでなく、若く優秀な技術者やビジネスパーソンを海外から招くことで、世界で戦うことができる競争力をつけようとする企業が増えています。外国人を採用することで、日本でも国際社会と対等に渡り合える土壌が築かれつつあります。

■外国人を採用するデメリットとは

外国人採用でのデメリットとしては、雇用者側の負担が大きい点が挙げられます。
海外から人を雇い入れるためには、それに関係する手続きや申請が日本人の雇用よりも多くなるのです。

外国人を採用するには入国管理局や厚生労働省への申請や手続きが必要となり、受理されるためには適正な人材を選ぶことが欠かせません。
また、外国人の採用では、基本的に業務に見合った能力を持っていることが前提となっており、それがなければ雇用することができません。

■外国人を雇用する場合に留意する点や注意点

外国人を採用する際の負担は、採用時の書類上の申請手続きだけでなく、雇用してからも続きます。
外国では雇用契約や就業規則に対する考え方が日本人とは異なっており、認識の差を埋める努力が必要です。同じオフィスで働くにあたっては、業務上の指示の与え方や意思の疎通などにも工夫が求められるでしょう。あいまいな指示や契約にない業務などはトラブルの元となるため、注意すべきこととなります。

外国人の採用は、大きなメリットとして日本の社会に良い影響を与えることが期待されていますが、実際に雇用する場合には注意することも多くなります。快適な雇用関係のためには、手続きだけでなく働き出してからのフォローも十分に行うことが必要です。