外国人が就労目的などで日本での長期滞在を希望する場合は、査証(ビザ)を取得する必要があります。
ビザを取得するためには必要な書類をそろえて、手続きを行わなければなりません。
■日本人が外国人のビザを代理申請できるのか
ビザを取得する目的はそれぞれですが、主に就労や結婚で取得するケースが多く見られます。
ビザの申請は、申請する本人が自分自身で行うことが原則ですが、就労が目的でビザを取得する場合は、その勤務先の職員が代理申請することができます。
今後外国人を雇用する予定のある企業の方は、ビザ申請についての理解を深めておいたほうがいいでしょう。ただし、申請は専門的な知識が必要とされるので、弁護士や行政書士など専門家に依頼することも検討しておきましょう。
■代理申請が可能な人とは?
外国人のビザを代理申請することがきるのは、一体どのような人なのでしょうか。
先述した通り、企業が外国から外国人社員を呼び寄せる場合には、所属する会社の職員が代理で申請することができます。
また、16歳未満の子や60歳以上の方、身体が不自由なことにより本人が申請するのが難しい場合は、親族が代理で申請することができます。
そして、申請取次の資格を持つ弁護士や行政書士は、本人や代理人にかわって申請書類を入国管理局に持ち込み、提出することができます。
■ビザの申請に必要な書類について
必要な書類は、入国目的や取得するビザの種類によって異なりますが、どのような場合であっても必要となるのは、本人名義のパスポート(本人が日本にいる場合のみ)、申請書、顔写真です。
また申請理由書に関しては必須ではありませんが、審査の参考になるため、提出しておいた方が審査がスムーズに進むことがあります。