今回はシンガポールでの銀行口座や主な支払方法について法人・個人の両面からお話したいと思います。
個人に関して
まず、個人についてですが、シンガポールでは法人だけでなく、個人でも小切手を使うというところが一番大きい特徴です。個人で当座預金を持ち、支払手段として小切手を使うということです。私も小切手で代金の返金を受けたことがあります。自分が口座を持っている銀行にいって、受け取った小切手を小切手ボックスに入れておくと自分の口座に入金される仕組みになっています。意外と簡単で、それほど不便でもありません。もちろんインターネットバンキングも使えます。
法人に関して
次に、法人についてですが、現地での資金管理は会社により違います。日本本社で資金管理をする会社、ある程度の金額まで現地に任せる会社、すべて現地に任せる会社と様々です。本社よりインターネットバンキングを使い振込みをすることも可能です。また、家賃などはGIROといって、自動引き落としにすることも可能です。現地での手間を減らすことと不正を防止することと両方を考えて良い方法を選択する必要があります。
銀行の状況
また、銀行についてですが、日系銀行については東京三菱UFJ、三井住友、みずほと大手3行はシンガポール支店があり、法人口座が開けます。ただし、日本本社が日本で各銀行と取引があることが実質的な条件となっております。また、個人口座はほとんど取り扱っておりません。したがって、給料の振り込みや日常的な取引の口座として、現地の銀行を最低1つは開かれる法人が多くなっています。こちらではDBS、UOB、OCBCが日本の大手3行にあたり、いたるところに支店かキャッシュコーナーがあります。
これらの銀行に口座があれば法人も個人も不便はないと思います。
なお、個人については即日口座開設が可能です。法人については一定の手続きが必要ですので、ご注意ください。
金融を重視している国ですので不便はないかと思います。
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