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英国のEU離脱。日本の中小企業はどう考え、どう動くべきか?

記事作成日2016/08/05 最終更新日2016/10/24

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◆英EU離脱による金融市場への影響

英国のEU離脱が発表された6月24日、外国為替市場では円が一時99円前半まで高騰、日経平均株価は終値ベースで約1300円下落、今尚、円高株安傾向は続いています。ここで円高株安は日本経済や企業経営にどのような影響を与えるのか確認してみましょう。01

◆英国のEU離脱とリーマンショックとの比較

リーマンショックは、金融システムが引き起こした不況でしたが、英国のEU離脱は政治的ショックによるものです。発端はさておき、今後、注意すべきことは日本経済への影響の予測です。
悪化が予測される日本経済に対し、政府・与党は10兆円超の経済対策、経済産業省は日本政策金融公庫等を通じた低利融資の実施による金融支援を検討していると報道されています。02

◆経営者の自助努力があって初めて経営は成り立つ

国の支援も企業経営では大事な要素になります。しかし、過去のリーマンショックや東日本大震災等の経験を踏まえ、今回のような不透明感のある環境に対し、経営者は能動的に動いていく事が大事です。では今、どのような事が経営者に出来るでしょうか?
①リーマンショックの時に経験した売上高の減少幅を参考にした利益計画の予測
②為替の動向に応じた原価の見直し手段の立案
③円高を予測し、この先に必要な運転資金額と調達方法
④他企業から流出した優秀な人材の確保の手段 など
先行きが不透明だからこそ、あらゆる予測を立て、行動計画を考え抜き、競合に比べ、先手を打てる事業計画が重要となります。

TOMAでは、経営者の皆様が見落としがちな問題点・課題等を共有して一緒に事業計画を作成するセミナーを開催。無料相談も随時行っています。