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理念・クレドをきっかけに儲かる会社に変貌させる

記事作成日2017/05/15 最終更新日2022/04/20

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会社が継続的に安定した収益を上げるために何が必要か。それは、「社員にお客様がつくこと」と「社員が会社につくこと」この2 点ではないでしょうか。しかし、お客様との面談で最近よく出る話題としては、「社員が定着しない」、「ようやく仕事が出来るようになると辞めていく」、「採用しようとするが、応募も来ない」。中小企業が抱える問題として「人」の部分が占めるウエイトが大きくなっています。

社員が辞めていく要因とその対策

社員が辞めていく理由は、衛生要因とされる「処遇や待遇」についてが26%、動機付け要因とされる「評価・承認や仕事のやりがい、会社の将来性」についてが残りの74%という結果がでています。(リクナビNEXT が行った転職活動経験者に対するアンケートより)

社員が辞めていく状況の中で多くの経営者が行っている対策は、給与を改定する、労働時間を短縮する、休暇がとりやすい環境を整えるなど待遇改善が殆どです。待遇改善は重要なことですが、社員が退職する理由の26%でしかありません。待遇改善を行ったとしても根本的解決にはなりません。

本当に社員が辞めない会社になるために

社員が辞めない会社になるには、どのようにして「やりがい」を持って働いてもらうか。「やりがい」とは「仕事の達成感、評価・承認される環境、自己の成長、会社の成長」などの働く上での動機付けです。この動機付けがあれば、社員が辞めなくなるのではないでしょうか。

働く上で動機を持ってもらうためには、口頭で伝えるだけはなく、「何故やるのか(ミッション)、どのようにやるのか(バリュー)、何を目指すのか(ビジョン)」を明文化して伝えていきます。

この3 点を明文化すると同時に、自社がお客様から期待されている価値はどんなものがあるのかを「基本的な価値」と「付加的な価値」に分けて明文化していきます。「基本的な価値」は、サービスを受ける上で「最低限のこと、やって当たり前のこと」で「付加的な価値」は、「他社との違い、この会社でなければならないこと」を視点にまとめていきます。

そうして経営理念・クレドが形づくられていきます。そうして確立した理念・クレドは、社員意識を高めるだけではなく、お客様へ提供する価値を高めていくことにもつながります。理念・クレドをつくり、関わる全ての人が喜ぶ会社をつくりませんか。