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東京商工会議所でセミナーを行って参りました

記事作成日2016/11/14 最終更新日2016/11/14

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11月11日、東京商工会議所でセミナーを行って参りました。
テーマは『渋沢栄一に学ぶ経営理念の見直しと策定』。久しぶりに弊社代表・藤間秋男との講演です。

内容は、藤間秋男が学んでいる渋沢栄一先生が書かれた『論語と算盤』に添った形で経営理念の大切さを実体験を踏まえてお話しし、経営理念の大切さを改めて知っていただいた上で経営理念を4時間で作るというもの。

今回は、通常行っている『経営理念作成セミナー』に算盤(数値)の要素を取り入れた、より実践的な内容とさせていただきました。

テキストを作成する中で、以前学んだことがある『論語と算盤』を改めて読み直し、気づいたことがあります。

経営理念を作っている会社は沢山ありますが、実際に経営に活かしている会社は数少ないのではないでしょうか。その理由としては、『論語』か『算盤』、いずれかに偏った経営理念になっているのではないかと感じました。
『論語』は道徳であり、『算盤』は業績のこと。この二つをうまくバランスをとり経営理念として明文化している。そんな会社は数少ないのではないかと思いました。

道徳だけでは、飯を食べていくことは難しい。算盤だけでは、いずれ限界がくる。
そのあたりを理解して、自社は何をすべきかを追及していくことが大切ではないかと改めて感じました。

経営理念は本当に奥が深く、継続的に向き合っていくことが経営に活かしていく近道なのではないかと思います。