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新人育成のための意識調査とその活用

記事作成日2018/06/12 最終更新日2020/05/28

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4月に新卒社員が入社し、早2ヶ月が経ちました。現代の新卒社員というと、若者の離職率や個人主義の風潮から、「協調性・責任感・忍耐力」がないと感じる方が多いのではないでしょうか。

◆新入社員と新入社員「像」の意識ギャップ

一方で、新入社員の気持ちをのぞいてみると、意外なことがわかります。三菱UFJ リサーチ&コンサルティングの2018年度『新入社員意識調査』によると、多くの新入社員は、「協調性・責任感・忍耐力」については自信を持っており、反対に「創造性・積極性・社交性」については不安を感じているようです。


三菱UFJ リサーチ&コンサルティング 2018年度新入社員意識調査アンケート結果を元にTOMAで作図

多くの方が持っている新入社員像とは正反対ともいえるギャップを感じます。昨今の新入社員は、私たちが想定しているものとは全く別物のようです。ここに大きな落とし穴があります。新入社員の「協調性・責任感・忍耐力」が未熟であることを指摘するだけの新人育成は、それらに自信を持っている彼らにとって、腑に落ちないものとなっている可能性があります。

◆株式会社ソニックガーデンの取り組み

ここで、2011年設立のソフトウェア開発会社、株式会社ソニックガーデンの新人育成をみてみましょう。同社は、出社の義務を課さないリモートワークを採用していますが、その一方で、新卒社員には規則正しい出社を求めています。また、業務の振り返りを行う際は、答えを教えず、自ら考えて仕事をすることを促しています。これらは、新入社員にとって未発達な「責任感、忍耐力」を指摘し教え込むのではなく、日々の生活や業務体制から身につけさせることを目指しています。これによって、自己管理をしながら業務の上で高い成果を出せる社員を育成しているのです。

◆自社の新入社員を理解し、効率的な新人育成を

新人育成では、正しい意識調査を踏まえて、自社の新入社員に合った人材育成が必要とされます。TOMAコンサル部では、貴社の新入社員の意識調査、理想的な社員を育成する教育プログラムの作成をお手伝いさせていただきます。