立案した目標が未達成に終わった原因探索ともっともインパクトがある要因を課題として設定して、これを解決するための手段を検討する。
このプロセスは、会社が成長していくために必要不可欠な過程だと思います。
先日、お客様の窓口担当者との打ち合わせをさせていただいた時に感じたことがありました。
業績悪化により資金ショートを起こす可能性があった企業様でした。今は、予断を許さない状況ですが黒字転換されもうすぐ正常先になる可能性を秘めている企業様です。
黒字化はされましたが、前年の売上を割ってしまい資金の心配をしなければならないことがありました。
(1)「売上が昨年を割っている」
→『この年代のお客様が減っています』
(2)「何で昨年を割ってるんだろう」
→『今月は、売上が割っているけど、この商品が売れているので来月は○○○万円売上があがる見込みです』
「」は、弊社が関与し始めのころのお客様との会話です。『』は、つい先日、同じお客様と交わした会話です。
何故、このように変化したのでしょうか。
変化した背景にはお客様がこのようなことを意識し、経営管理に取り組んだからだと思います。
(1)問題を正しく設定し、原因を追究する
(2)問題に対する真の原因を様々な視点からアプローチする
(3)問題を解決する手段をいくつか上げる
(4)手段の中で効果が一番大きいものを選択し行動する
(5)短期間の中で検証し、効果があれば継続しなければ2番目に効果がある手段を始める
(1)から(5)を継続して行った結果だったと考えられます。また、(3)のアイディアを作れるように事業のことを考える癖をつけたことかと思います。
仮説を作ることは、うまくいくシナリオを考えることです。シナリオを作り、実際にシナリオとおりに動いてみる。すぐには効果はでませんが、やり続けると企業は変革していくものだと改めて実感しました。