企業の将来を考える上で必要なことのひとつに、自社の競合について考えることがあります。
自社が商売を行っている市場において、1社独占であれば考える必要はないかもしれませんが、現実1社以上は競合が存在しています。
競合について整理するため、以下の項目を考えてみます。
・自社の現在の競合はどこか。
・競合はどのようにして自社に対抗しているのか。
・競合の対抗策は、自社のビジネスにおいてどのような影響を与えているのか。
・どうしたら自社のビジネスをより強力なものに変えられるのか。
・もしビジネス内容を変更した場合、その変更したビジネスの新たな競合はどこになるのか。
・新しい競合とはどう戦っていくのか。
・10年先を考えたとき競合企業はどの方向からくるのか。
・これからのことは、自社のビジネスにおいてどのような影響を与えていくのか。
これからのことを自問自答もしくは企業内で話し合い、どう対処していくかを検討します。
そして、考えがまとまったら、次の質問をしていきます。
・現状の強みは本当に自社独自のものなのか。
・競合は今後同じような強みを追及してくるのか、それとも違う強みを追求していくのか。
・自社の強みは、競合に脅かされる恐れがあるものなのか。もしあるとすれば自社はどのように対処していくべきか。
・競合についてまとめた結果をふまえ、新たに獲得すべき自社の強みは何か。
・自社はどの方向に変革していくべきか。
こちらについても企業内で意見を交わし、これから自社をどの方向に進めていくかを決めていきます。
自社の方向性を決めていく上で、顧客だけを見て考えるのでは不完全です。競合を分析することで自社が本当にすべきことが見えてくることもあります。
競合を見て、自社の事業を再定義することも企業の将来を確かなものにしていくために必要なことではないでしょうか。