革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金(ものづくり補助金)
10月11日、平成28年度第2次補正予算案が成立しました。この予算案の中に「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」(通称:ものづくり補助金)もあり、予算額は763.4億円です。この金額は、例年の1,000億円より低い予算となります。過去の申請数、採択率から考えると今回は、3,000件程度の応募、採択率は30%程度と考えられます。過去の採択率は42%程度でしたので、難化傾向にあります。
予想される今後のスケジュール
ものづくり補助金の公募、採択については、以下のスケジュールが予想されます。
・11月中旬から12月末 公募開始
・来年1月中 公募締め切り
・来年3月中 採択企業発表
審査の加点対象となる経営力向上計画の認定
前年から変更になったこととして、経営力向上計画があります。
本年7月に施行された「中小企業等経営強化法」に基づいて経営力向上計画を策定し、認定を受けた事業者は、ものづくり補助金の加点対象となります。経営力向上計画の認定は、2枚程度の書類で申請が出来る簡易なものです。ものづくり補助金を考えておられる方は、経営力向上計画の認定を取ると、ものづくり補助金の採択の可能性が上がります。
ものづくり補助金の申請のポイント
革新的なものづくり・サービスであること事が大事になります。その為に申請書には、自社が成長するために「誰に、何を、どのように提供するか」を再認識し、それを実現するために合致する手法を選択し、ストーリー性をもって記述することが大事です。また加点のポイントもありますので、補助金の概要等を十分に確認すること大事です。
設備投資には大きな投資資金と大きなリスクがありますが、そのリスクと低減させる為にも使える補助金等はどんどんと使っていきましょう。