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PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)とは~PPMの分類例を紹介【業績拡大】

記事作成日2017/01/24 最終更新日2023/02/16

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販売戦略とは、「何を」(製品・サービス)「誰に」(市場)「どのように」(価格・プロモーション・流通)売れるようにするかということです。企業は複数の製品・サービスを生産・販売・提供しています。

個別の製品・サービス戦略とは別に全社的な経営資源の配分を考えて、複数の事業分野や製品・サービスを調整します。その上で全社的な利益と将来性を展開することになります。

この記事では、その販売戦略のうち、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントと呼ばれる手法について解説いたします。ぜひご参考にしてください。

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)とは

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)は、市場成長率と市場占有率のマトリクスで、製品・サービスを

1.花形製品(スター)
2.金のなる木(キャッシュカウ)
3.問題児(ワイルドキャット)
4.負け犬(ドッグ)

に分類します。それぞれについて以下で説明します。

1.スター

成長率とシェアが高く今一番売れている商品。利益は大きいがシェア維持のために資金負担が大きい。シェアが維持出来ればキャッシュカウになるが、出来ない場合はワイルドキャットになる。シェアを維持しながら市場成熟期にキャッシュカウを目指す戦略とする。

2.キャッシュカウ

成長率は鈍っているがシェアが高い。資金負担が無く利益も大きく製品全体の資金源となっている。このままできるだけ利益を大きくする戦略とする。

3.ワイルドキャット

市場の成長率は高いがシェアが低いので儲からない。市場の成長率が高いため資金負担が大きい。資金をかけてスターにするか撤退するかの戦略とする。

4.ドッグ

成長率とシェアが低く儲からないが資金負担も無い。儲けを増やすやり方を考えるか撤退する戦略とする。製品・サービスごとに全社ベースのバランスを考慮しながら今後の販売戦略を決めましょう。

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