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業績を伸ばした横浜DeNAベイスターズ

記事作成日2018/02/14 最終更新日2018/05/21

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商品が売れないとお困りではないでしょうか。商品を販売するためには、商品が持つ魅力(商品コンセプト)をしっかり定める必要があります。それを顧客に理解してもらうことで販売につな げることができるのです。
今回は、プロ野球チームである横浜DeNAベイスターズの商品コンセプトを例に解説いたします。

◆業績を伸ばした横浜DeNAベイスターズ

横浜DeNAベイスターズは低迷期で約24億円(2011年)という多額の赤字を出しましたが、2016年の3月決算では8億6千9万円の黒字化を達成しました。観客動員数を伸ばしたことが一番の要因です。

コンサル

〈出典:日本プロ野球機構〉

 

◆横浜スタジアムを「コミュニティボールパーク」に

観客動員数を伸ばした要因として、チケットを野球好きな人から野球を見たことがない人まで、さまざまな人がコミュニケーションを育むことができる「コミュニティボールパーク」のチケットとして販売したことがあげられます。これにより、神奈川県下1,000万人の顧客ターゲットにチケットの魅力を訴えかけることができ、観客動員数を伸ばすことに成功しました。
具体的な取り組みとして、「食べて勝!B食祭」と称して期間限定で神奈川のさまざまなB級グルメを提供したり、チケットがあれば誰でもグラウンドで遠投を体験できる「おやじだらけの遠投大会」というイベントを開催。気軽に球場まで来てもらう取り組みをしています。

◆既存商品の魅力を見直すことで業績回復を

横浜DeNAベイスターズはチケットを野球観戦するだけの商品にするのでなく、同僚や地域の人たちと気軽に集まれる「コミュニティボールパーク」のチケットとして販売することで業績を伸ばしています。既存商品の持つ本当の魅力を見つけだし、その魅力を顧客ターゲットに訴えかけ、理解してもらうことで顧客を獲得することができます。貴社も商品の魅力を改めて見直して、業績アップにつなげてみませんか?
TOMAでは、今のニーズにあった商品の魅力を探すお手伝いをいたします。