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試用期間中に注意するポイントとは?

記事作成日2018/03/06 最終更新日2018/09/18

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 Q:「試用期間」とは?
 A:試用期間とは、社員が正社員として働く上で、会社側が求める適性や能力を持っているかどう
   かを見極めるために、会社側が設けている期間です。「見習い期間」「テスト期間」の意味が
   あり、期間は企業によって異なります。入社後1カ月~半年が一般的で、最長でも1年程度ま
   でとするのが妥当です。

 Q:試用期間中は、社会保険に加入させなくてもよい?
 A:社会保険(健康保険・厚生年金保険)の加入は、本人で任意に選択できるものではないため、
   要件に該当した場合、会社は必ず加入手続きをとらなくてはいけません。
   本人が加入したくない、という理由で社会保険に加入させなかった場合は、加入の届出を怠っ
   た責任が会社に及びますので、注意しましょう。

 Q:試用期間を延長することはできる?
 A:就業規則又は雇用契約書に試用期間の延長ルールの記載があれば試用期間を延長させることは
   可能です。「期待した成果が出ておらず、もう少し様子を見たい」と考えた場合には、就業規
   則や雇用契約書の内容を確認しましょう。延長ルールの記載がない場合は、個別に同意をとる
   必要があります。

 Q:試用期間中はいつでも解雇することができる?
 A:試用期間中は、本採用後により解雇が認められやすいですが、いつでも解雇ができるわけでは
   ありません。そのため、解雇に相当する客観的・合理的な理由がないと解雇権の濫用で解雇無
   効となります。解雇を行う場合は、就業規則に具体的な事例を列挙しなければならず、列挙さ
   れた理由のみ、解雇理由とすることができることにも注意が必要です。

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