いま求められているコンプライアンス経営とは
今日において、コンプライアンス経営は、国際的潮流となっています。企業を取り巻く環境も激変し、以前であれば見て見ぬふりをしていたことも、許されない不祥事ととらえられ、企業イメージの大幅ダウンや業績悪化、そして最悪の場合は倒産という事態にもなりかねません。これからの企業は社会的責任を果たし、常に社会に還元していくという方針のもとに経営を行うことが、企業存続・業績向上への重要な足がかりとなります。
労務管理においては、労働法や労働協約・就業規則を遵守することが、労働災害の防止や、働く意欲の向上に繋がります。しかしながら、実際には、労務管理に関連する法律等の知識や理解の不足や会社の認識の甘さなどにより、労働法に関するコンプライアンスが徹底されていない場合も多くみらます。労働紛争の多くは、就業規則の規定の解釈や適用方法をめぐって起こっているのが現状です。
労務リスクが企業におよぼす影響~リスクマネジメントの重要性
長時間労働、未払い賃金、ハラスメント問題など、様々な労務リスクがありますが、これらがトラブルに発展すると、問題解決のために膨大な時間や労力、費用などを要することがあります。
また、労務リスクは潜在的なものが多く、いったん発生すると他のリスクも派生的に表面化し、問題が大きくなるケースが多々あります。(例;管理監督者性を否定される⇒未払い残業代の支払を求められる等)これからの経営は労務トラブルが発生してから対応するのではなく、積極的にリスクマネジメントを取り入れていくことが極めて重要です。
いますぐ解決!労務リスクの洗い出し
会社の労務リスクはどこにあるのか、問題が明確でなければリスクマネジメントはできません。そのためには労務管理の実態を適確に把握することが重要です。
TOMAでは4月に「労務コンプライアンス×リスクマネジメント徹底対策セミナー」を開催します。本セミナーでは、社会保険労務士がチェックリストに基づき、就業規則や労務管理の適正性、労務リスクの有無等を判断し、「労務監査報告書(簡易版)」を差し上げています。労務リスクを徹底的に洗い出し、安定的な経営を目指しましょう。