厚生労働省は、H27.12.22に、「平成26年度における保険医療機関等の指導・監査等の実施状況について」を発表しました。
その主な数字を紹介しますと、
個別指導:
医科:1,604件(前年1,563件)
歯科:1,365件(前年1,400件)
薬局:1,497件(前年1,437件)
合計:4,466件(前年4,400件)
新規個別指導:
医科:2,097件(前年2,104件)
歯科:1,623件(前年1,557件)
薬局:2,798件(前年2,509件)
合計:6,518件(前年6,170件)
集団的個別指導:
医科:4,170件(前年4,499件)
歯科:5,058件(前年5,003件)
薬局:3,851件(前年3,967件)
合計:13,079件(前年13,469件)
適時調査:
医科:2,346件(前年2,453件)
歯科:0件(前年12件)
薬局:1件(前年43件)
合計:2,347件(前年2,508件)
監査:
医科:35件(前年37件)
歯科:45件(前年47件)
薬局:7件(前年10件)
合計:87件(前年94件)
このようになっております。ここ数年の傾向を見ますと、個別指導・新規個別指導が増加している一方、集団的個別指導や監査は減少傾向にあることが読み取れます。
保険医療機関の取消の端緒としては、平成26年度は「保険者等からの情報提供 25件、その他 16件」となっており、ここ数年、「保険者からの情報提供」が過半数を占めています。
保険医療機関等の取消等に係る主な事例も、同HPから紹介されております。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000071608_4.pdf
指導等の対象となりますと、保険医療機関は多大な時間とストレスを受けることとなります。これを避けるためにも、常日頃から、レセプトのチェック体制等を整えていくことが重要でしょう。