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【お悩み解決事例紹介①】クレジットカード決済導入で未収入金の残高が不明…対処法をお教えします

記事作成日2023/12/12

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世間ではキャッシュレス化が進んでいますが、医療機関ではどうでしょうか?ショップや飲食店と比べるとまだまだ導入率は低いですが、医療機関でもキャッシュレス対応が増加しています。特に、矯正歯科や美容皮膚科などの自由診療が主体のクリニックで導入が進んでいるようです。

この記事では、クレジットカードを導入した際に会計処理で困っていたお客様に対して、TOMAが解決した具体的な事例をご紹介します。

お悩み相談「未収入金の正確な残高が分からず困っている」

ある日の面談で会計入力を自分で行っているお客様からクレジットカード決済に関するお悩みが寄せられました。クレジットカード決済を導入してからクレジットカードに対する未収入金の正確な残高が分からず、困っているとのこと。クレジットカードをはじめとする電子決済では、売上金は即座にではなく後日入金されるため、売上計上時には必ず未収入金として処理する必要があります。

毎月のご面談でこのようなご相談事をいただくことはよくあることです。お客様からはよく「TOMAさんが来てくれた時に聞こうと思っていました」とのお言葉をいただきます。

解決へのプロセス①現状認識と分析

まずは本来の残高を把握し、現状の残高との差異分析を行いました。この事例では、Excelを用いることで比較的早く差異分析ができ、迅速に解決に導くことができました。問題の要因としては、(1)売上の計上が漏れていたこと、(2)複数拠点の未収入金を合算して管理していたことで残高が合わなくなっていました。

解決へのプロセス②分析に基づいて新しい環境を構築

(2)については、各拠点ごとに未収入金を管理する新しい入力環境を構築しました。複数の場所でそれぞれクレジットカード決済(または電子決済)を導入する場合はそれぞれの拠点ごとに未収入金を管理した方がわかりやすいです。

最近の動向を踏まえると…

これまで医療機関では現金決済が主流でしたが、最近ではキャッシュレス対応する医療機関が増えています。対外的に電子決済可というアピールをしているクリニックも少なくありません。患者様からのキャッシュレス需要が高まっていることがうかがえます。

一方で、電子決済の導入は会計処理を複雑にします。(下図を参照)

電子決済という仕組み上、会計をしたその場で現金は受け取れないため未収入金(売掛金)勘定を必ず用いることとなります。また、クレジットカード会社や電子決済の運営会社へ支払う手数料も発生しますのでより一層複雑です。

しかしながら、未収入金(売掛金)を正しく管理できなければ税務調査で「決算書の未収入金が実際の金額よりも少なくなっているが収入の計上漏れではないですか?」と指摘される可能性があります。実際の収入よりも少なく申告してしまった場合は、追徴税の納税だけでなく延滞税や過少申告加算税が課せられますので、慎重に処理していく必要があります。

最後に…

今回は、医療月次顧問サービスにおけるお客様事例をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

TOMAでは、お客様との“コミュニケーション”をなによりも大切にしています。

具体的な取り組みとして以下が挙げられます。
・毎月のご面談を基本としています
・お問合せに対し、平日であれば24時間以内にレスポンスをします

私たちは気軽にどんなことでも相談できるような存在を目指し、日々のコミュニケーションを大切にしています。

最近では、インボイス制度に対する問い合わせが急増しています。直近では、レセプトコンピューターのインボイス対応についてのご相談があり、成功裏に解決したケースもありました。(詳細が気になる方は本ブログを読んで内容が気になりましたとお問合せください)TOMAではお客様の多岐に渡るお悩みを解決してきた実績があります。本ブログに関心を持っていただけた方は是非下記までお問合せください。