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確定申告書から簡単にわかる節税策と保険見直し

記事作成日2021/04/30 最終更新日2021/04/30

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延長となりました確定申告も期限をむかえ先生方のお手元にも申告書のお控えが届いている頃かと思います。
お控えをご覧頂く中で、もっと節税となる対策はなかったのか、来年はより節税となる対策を打てないかと次の確定申告に向けすでにお考え始めている先生もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、確定申告書から簡単にわかる節税策と保険見直しについて解説致します。

◆節税となる保険契約は満額分、ご利用されていますか

申告書お控えの右上に「第一表」と書かれた用紙。ページ左下⑭・⑮をご覧ください。
⑮・・・生命保険料控除
所得から差し引くことができる生命保険料控除は満額で12万円までご利用頂けます。

確定申告書をご覧頂き⑮の金額が12万円未満の方は、対象となる保険に加入し保険料を支払うことで今以上に節税効果を大きくすることが可能となります。

⑭・・・小規模企業共済等掛金控除
小規模企業共済等掛金控除の他、数種類の掛金控除がございますが、
主に開業をされます個人事業主の先生の「退職金の財源準備」としてご利用頂ける共済の掛金控除になります。
掛金の金額は最大で月額7万円、1年間で84万円を上限とする所得控除を受けることができます。
また掛金を前納(前払い)することで掛金の減額を受けることが可能です。

支払った時は支払額の全額が所得控除の対象となり、最終的に解約され一括で支払いを受ける場合には「事業所得」などに比べて税負担が軽い「退職所得」として受け取ることが可能となります。

◆保険の加入ではなく、見直しをご検討ください

確定申告書から簡単に判断できる節税策として保険・共済について解説致しました。

節税策、税金を減らす効果のある制度をお伝えしましたがご加入にあたってはその保険、共済が
ご自身、またはご家族にとって必要な保障かどうか、必要以上の保障に備え節税額以上の保険料、掛金を
お支払いになっていないか併せてご検討ください。

追加で保険にご加入するより、保険料を減額し保障内容を必要額に調整する方が良い場合もございます。

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気になる点やご不明な点がございましたら、ぜひTOMAまでご連絡下さい。

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