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平成26年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況

記事作成日2015/10/19 最終更新日2015/10/19

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厚生労働省は7月16日に、「平成26年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」を発表
しました。

それによると、平成26年末現在の就業看護師は1,086,779人で、前回(平成24年)比
7.0%増、就業准看護師は340,153人で前回比4.9%減、就業保健師は48,452人で前回比
2.5%増、就業助産師は33,956人で前回比6.7%増となっております。
人口10万人当たりの看護師数は、高知県が最も多く1,314.4人、埼玉県が最も少なく
568.9人となっています。

なお、人口10万人当たりの看護師数は、少ない順に埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県・
愛知県・東京都となっており、特に首都圏で看護師数が不足している傾向があります。

歯科関係では、就業歯科衛生士は116,299人で前回比7.6%増、就業歯科技工士は34,495人
で前回比0.3%減少、歯科技工所は20,166ヶ所で前回比2.3%の増加となっています。
年齢階級別にみると、歯科衛生士は「25歳~29歳」が構成割合16.8%と最も多く、歯科技
工士は「50~54歳」が14.6%と最も多くなっていました。

歯科衛生士の数は増加しているのですが、衛生士がなかなか見つからないというお悩みを
よく聞きます。それだけ歯科医院にとって衛生士のニーズが高まっているのでしょう。