令和3年3月から、健康保険証の資格確認がオンラインで可能となります。
オンライン資格確認導入のメリット、補助金については、以前の記事でご紹介させて頂きましたが、
ここでは、オンライン資格確認の具体的な流れや、
現時点で明らかになっている補助金の詳細ついて、記載致します。
◆マイナンバーカードを利用した、オンライン資格確認の流れ
オンライン資格確認が導入された場合、
以下の手順により資格情報の取得・取込が行われます。
①患者様がマイナンバーカードを、
医療機関等に設置された「顔認証付きカードリーダー」に置く。
②医療機関等が、顔認証による本人確認を行う。
③支払基金・国保中央会の、オンライン資格確認等システムを経由し、
医療機関等が、患者様の資格情報の取得・取込を行う。
マイナンバーカードを利用すれば、
患者様、医療機関双方とも、少ない手間で確認作業を行うことができます。
またオンライン資格確認にすれば、レセプト返戻作業の削減が考えられます。
患者様が、マイナンバーカードを所持しておらず、
健康保険証のみ所持している場合は、健康保険証の記号番号等を入力することで、
患者様の資格情報の取得・取込を行います。
なお、医療機関で患者様のマイナンバーカードをお預かりすることはありません。
患者様がマイナンバーカードを忘れた場合でも、健康保険証を持参していれば、
健康保険証によるオンライン資格確認を実施することができます。
◆補助について
円滑な導入のために、以下の内容による補助を受けることができます。
マイナンバーカードを利用した資格情報の取得の際に利用される
顔認証付きカードリーダーは、医療機関及び薬局に無償提供されます。
それ以外の費用(マイナンバーカードの読み取り等のソフトウェア機器の導入等)については、
以下の金額をを上限に、補助を受けることができます。
・病院(カードリーダーの導入数によって以下の通り変動)
1台:105万円、2台:100.1万円、3台:95.1万円
・大型チェーン薬局:21.4万円
・診療所・薬局:32.1万円
補助の金額には上限がありますので、導入までの準備・費用と合わせ、
実際に導入するかどうかをご検討下さい。
◆利用開始に向けたスケジュールについて
オンライン資格確認の閲覧は令和3年3月から、薬剤情報の閲覧は令和3年10月から開始されます。
顔認証付カードリーダーの申込等のスケジュールについては、
支払基金が令和2年7月頃に医療機関・薬局向け専用ポータルサイトが開設される予定です。
オンライン資格確認の導入にあたり、
より詳細な情報をお求めの際は、TOMAまでお問合せ下さい。