今回は、TOMAの新入社員が、社内研修の一環として、同期5人で参加した「戦略MG研修」を体験をもとにレポートいたします。
目次
戦略MG研修とは?
経営をゲーム形式で学べる人気研修
戦略MG研修は、経営に必要なスキルや知識をボードゲーム形式で楽しく学べるアクティブラーニング型の研修です。
参加者は自ら社長となり、設備投資・仕入れ・販売・採用・研究開発・広告宣伝など、実際の経営に近い意思決定を行います。その後、決算書を作成し、経営成績を他の参加者と競い合います。
3期分の経営サイクルを繰り返すことで、より深く経営の本質を学ぶことができ、戦略的思考や経営計画の重要性を体感できます。
戦略MG研修で体験できる多様な経営スタイル
戦略MG研修では、会社の経営方針や事業規模は自分の戦略次第です。
私は小規模で堅実な経営を目指しましたが、同期の中には銀行から多額の借入を行い大量生産・大量販売を目指す人や、多くの従業員を雇って製造から販売まで全工程を担当させる人もいました。
このように、参加者ごとにさまざまな経営スタイルを試せるのが、戦略MG研修の大きな魅力です。
体験レポート
初めての決算作業で学んだ経営のリアル
1期目は全員が初心者で、和やかに進行しつつも少し緊張感がありました。期末には決算作業に移り、原価計算・損益計算・納税計算・貸借対照表の作成に挑戦しました。
決算フローシートには記入の順番が記載されていたため、知識が少なくてもスムーズに進められました。数字が合わないときは、税理士である講師のサポートもあり、安心して取り組めました。

1期目は粗利益がプラスでも赤字に。経営計画の重要性を痛感
1期目の結果は、仕入れ値より高く販売できていたにもかかわらず赤字。理由は、借入金の返済や給与など、売上原価に含まれない固定費の影響でした。
「粗利益がプラスでも最終的に赤字になる」という実際の経営で起こり得る状況を体験し、経営計画の重要性を改めて実感しました。
2期目は価格競争が激化!市場分析力の必要性
目標を決め、再開。2期目では、ゲームに慣れ、より積極的に戦略を展開しましたが、今度は価格競争が激化。仕入れ値より安い価格でしか販売できず、再び赤字に…。
この経験から、市場動向を読む力や大胆な経営判断が自分にはまだ足りていないことを痛感しました。また、期末に経営計画を立てるだけでなく、こまめに目標達成に向けて自分の立ち位置を再確認することの大切さも体感しました。
研修で得た“気づき”と“組織視点の重要性”
今回の戦略MG研修を通じて、経営のリアルな難しさや経営計画の重要性を身をもって学ぶことができ、同期との距離も大きく縮まり、普段の業務では見られない一面を知ることで信頼関係が深まりました。
昼休憩も研修の感想で大盛り上がりになり、考え方の違いを知るきっかけにもなりました。

まとめ
戦略MG研修はこんな企業におすすめ
戦略MG研修は、次のような企業に特におすすめです。
- 若手社員の経営視点を育てたい企業
- 中堅・管理職層の戦略的思考力を強化したい企業
- 社内の横のつながりやチームワークを強化したい企業
学びと交流が同時にできる“一石二鳥”の経営研修です。ゲームを通して自然なコミュニケーションが生まれ、経営の視点を学びながら社員同士の信頼関係も深まります。
戦略MG研修にご関心のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。