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「未来からの逆算」が成功の秘訣~魂が宿る中期経営計画のつくり方『将軍の日』~

記事作成日2023/03/16 最終更新日2023/03/16

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「経営の危機感を社員が理解し動いてくれない」「アフターコロナの業績に不安がある」「本当はこうなるはずなのに、なぜか結果が出ない」「コロナの無利子融資の返済時期を迎えて、資金繰りが苦しい…」。そのようなお悩みをお持ちの経営者の皆様、未来を逆算し自社をあるべき姿へと導いていきましょう。

なぜか上手くいかない経営の原因は?

「経営が思い通りにいかない」というお悩みを抱える企業を分析すると、「経営計画や目標を立てられていない」というケースが多くあります。実際に中小企業庁発表の調査結果によると、経営計画を策定している中小企業・小規模事業者は6割に満たず、策定していても『具体的な行動計画』について「十分とはいえない」と考えている企業が52.2%と半数以上を占めています。
経営計画の現状
経営計画がない、もしくは、あっても満足できる計画がつくれていない企業には、以下のような原因が考えられます。

●経営者自身が忙しく時間がとれない
●過去の業績の振り返りができていない
●現状分析ができていない
●経営計画を、「いま、何をすべきか」という行動計画にまで落とし込めていない
●経営者の想いや考えを、きちんと社員に伝えられていない
●経営について相談できる相手がいない    など

これらを解決し、目標達成できる経営体質をつくるために、近年注目を集めているのが『未来会計』です。自社の“理想の未来”と現状の差を正確に認識して、問題や課題を抽出し、達成すべき目標(中期経営計画)を作成。そして目標実現のために問題・課題を解決していく経営手法です。
未来会計

未来会計の効果と、注力すべきポイント

企業経営における一般的な会計は、“すでに起きた”過去の結果から試算表や決算書を作成して、財務上の分析・課題解決を行います。

一方、未来会計では“これから到達すべき”未来の決算書を作成し、そこから逆算して目標達成に必要な各種計画の策定を行います。会計の仕組みを用いて、リアルな数字の面から中期経営計画の立案にアプローチするのが特徴です。
実際に未来の決算書作成

『未来会計』と一般的な『会計』とのちがい

一般的な会計は「過去を振り返り、記録や分析を行う。」に対して、未来会計は、「未来を俯瞰し、逆算して、いま為すべきことを考える。」です。
未来会計との違い
《未来会計の効果》

自社が目指す理想像を定めることで、経営者にとって“信頼できる指針”ができ、経営判断にブレが生じない

経営者自身の目標や想いを社員に周知・浸透させ、全社員が共有しながら目標実現に向かう組織体制を構築できる

目指すべき理想像と現状との差を把握することで、中長期的な経営計画を具体化できるだけでなく、「いま、何をすべきか」という日々の行動指針も明確化できる

将来のキャッシュフローを予測することで、今後のお金の流れを明確にでき、設備投資や借入など、将来を見据えた経営判断を行える

未来会計の導入で何よりも大切なのは、まず現状を分析し、目標や経営計画を設定することです。5ヶ年の中期経営計画を策定し、そこから逆算して、1年ごとの単年度計画や社員の日々の行動計画などをつくっていきます。
PDSをまわす
そして、「Plan(計画)」「Do(実行)」「See(評価・見直し)」のPDSを回し続けることが最も重要です。

経営者が“魂”を込めた経営計画をつくりましょう

未来会計に不可欠な経営計画をつくるうえで、経営者自身が「本気で取り組む」「絶対に成し遂げる」という意志でもある“魂”を込めることが大切です。そして、その計画が社員から支持・共感されるものである必要もあります。想いを社員と共有するために、経営計画の発表会などを活用しましょう。

未来会計を成功させるために

ただ単に損益の計画を立てるだけでなく、設備投資・借入などの資金繰りの計画、目指すべき財務体質の計画を適正に予測・計算することが、未来会計を成功させるキーポイントです。

売上や粗利、人件費・オフィス賃料などのコストを踏まえた“未来の決算書”から逆算して、数字に裏付けられた根拠をもとに、下記のような計画をつくり上げていきます。

●売上・利益の向上
●業務改善・コスト削減
●設備投資・新規出店・新規事業
●融資など、資金調達
●組織体制の構築
●人材の採用・育成
●事業承継
       など

また、中期経営計画を、自己資本比率などの財務体質の改善計画と連動させることも重要です。さらに、日々の行動指針や月間計画、単年度計画などの短期的視点と、5ヶ年計画の中期的かつ俯瞰的な視点の両面に基づいた未来会計を行うためには、明確な目標設定と同様に、適切な目標管理も欠かせません。

TOMAでは、未来会計の目標管理をサポートする『MAS監査』(MAS:マネージメント・アドバイザリー・サービス)をご提供しています。経営のパートナーとして語り合い、夢や目標を引き出しながら、“魂”を込めた経営計画をつくり上げ、PDSの実施、資金繰り対策、計画・目標の達成までの道のりを共に歩みサポートいたします。

多くの企業の会計・財務に携わるプロとしての経験と専門性、また、私どもTOMAも未来会計を行うなかで培ったノウハウ、さらに多様な分野の専門家によるワンストップ体制で、寄り添いながら多角的に経営のお手伝いをさせていただきます。

魂が宿る中期経営計画のつくり方~『将軍の日』~

“理想の未来”を実現する経営計画を立てるために、具体的にどうすればいいのか?そのヒントをご紹介します。

経営計画の有無が明暗を分ける

じっくりと今後の経営を考えたいと思っていても、忙しくて考えがまとまらなかったり、経営計画や投資計画を立てるのがむずかしかったりと、なかなか取り組めていない場合も多いかと思います。

しかし、経営計画を策定している企業と未策定の企業では、下記のような点で大きな差異が生じます。
これらは、中小企業が生き残り、成長を続けるうえで大切なポイントですから、経営計画の重要性を再認識していただけると思います。

●自社が目指す目標に対する道筋を明確化できているか?
●経営を行ううえで必要な“根拠”や自信を得られているか?
●社員や取引先から、自社の今後に対する信用を得られているか?
●金融機関からの融資など、資金繰りに関する有効な手立てができているか?  など

上記の問いにYESと答えられるのが経営計画を策定している企業です。

経営計画策定に必要な項目と流れ

経営計画の策定は、以下のような項目・流れで行います。
経営計画策定の流れ
1.現状を知る(自社分析)
●売上分析(売る力、売上の源泉分析)
●体力分析(基礎力・組織力・発展力)

●定性評価

2.目的・信念を見つめなおす
●「目的は何か?」の明確化
●中期経営目標(ビジョン)の策定

●経営課題の抽出

3.中期5ヶ年数値計画を策定する
●売上計画の策定
●変動原価の予測
●経費計画(管理可能経費・管理不可能経費)の策定
●設備投資計画(キャッシュフロー)の策定

4.行動計画を策定する
●当期経営目標(具体的戦術)の策定
●月別行動計画の策定

じっくりと自社の未来を考える『将軍の日』

「経営計画の必要性はわかったが時間がない」という皆様のために、TOMAでは『将軍の日』をご提案します。

『将軍の日』は、経営者の方が自社の未来についてじっくり考えていただくための1日です。忙しい日常から離れて落ち着いた環境に身を置いて、自社の現状分析から、未来の損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書を含む中期5ヶ年計画の策定まで1日で行っていただけます。

専任のコンサルタントがマンツーマンでサポートしながら、頭のなかで思い描く自社の未来像を整理して、熱い想いをカタチにするお手伝いを行います。5年後(約1825日後)の自社の未来、そしてその後の未来を変えるための“たった1日”が『将軍の日』です。ぜひお時間を捻出してご参加ください。