今期の目標に対して、上期はどこまで達成できたでしょうか。計画通りに年間目標を達成するためには、上期の振り返りをしっかりと行い、課題や原因を明確にして、具体的な改善策を行動計画に落とし込むことが重要です。
目標との乖離を振り返り、達成するための改善策を行動計画に落とし込みためには何を行うべきか解説いたします。
目次
振り返りは、目標と現状の“乖離”に注目する
上期終了に向けて、まず行うべきことが振り返りです。経営計画や当初の目標と比較して、「何ができていて、何ができていないのか」「達成できていない部分は、どの程度足りないか」「なぜできなかったのか」という“乖離”を明らかにしましょう。もし事前の計画や目標がない場合でも、財務諸表などを確認して「思っていたよりも、成果が上がっていない点」などを確認してみてください。
また、目標を達成するためには、「自社がどのように成長したいか」という目的地を示す“地図”として、経営計画が非常に重要です。そして目標・計画の策定方法、ひいては経営手法として以下の2つの考え方があります。「ありたい姿に成長するための地図」をつくるには未来創造型経営の考え方を大切にしましょう。
2つの経営手法(経営の考え方)
分析予測型経営:現状を分析し、そこから予測したゴールに向かって経営を行う
未来創造型経営:自社がありたい姿を設定し、それを実現するための経営を行う
予測通りに物事が進まないVUCAの時代だからこそ、未来創造型経営で自社の理想像を経営計画に落とし込むことが重要です。
やるべきことを、行動できるレベルに明確化する
乖離が見つかったら、「そのギャップを埋めるために何をするのか」を決定します。その際、行動できるレベルまでタスクを明確化・細分化することがポイントです。
「売上をいくら上げる」「新たに○○エリアの商圏を開拓する」といった内容から、さらに5W1H(※)を明確にすることが重要になります。
※「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」
そして、全てのタスクをやり切るために役立つのが、PDSサイクルです。タスクが完了できるまで、計画(PLAN)に沿って、行動(DO)し、評価・見直し(SEE)を行う、PDSサイクルを回し続けることが目標達成につながります。
PDSサイクルを継続的に回しましょう
検証→<フィードバック>→仮説→<実行可能性>→実践→<検証可能性>→検証…
TOMAがPDSサイクルを支援します!
経営者の意思が目標達成のカギに
「自社が目標を達成できるか」は、経営者自身の意思にかかっているといえます。だからこそ、ありたい姿や夢を目標として落とし込んだ経営計画が必要なのです。TOMAのお客様でも、初めて経営計画を立てた経営者の方は「これまで漠然とがんばっていたが、何をすべきかがはっきりした」とおっしゃっています。
経営計画の有無は、経営者の考え方や行動を大きく変え、自社の未来に大きな影響を及ぼします。ぜひ下期には、目標達成に向けたPDSの実行とあわせて、来期の経営計画を立てましょう。経営計画がない場合は、下期の計画と来期の計画を立てることをお勧めします。
じっくりと自社の未来を考える『将軍の日』
「経営計画の必要性はわかったが時間がない」という皆様のために、TOMAでは『将軍の日』をご提案します。
『将軍の日』は、経営者の方が自社の未来についてじっくり考えていただくための1日です。忙しい日常から離れて落ち着いた環境に身を置いて、自社の現状分析から、未来の損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書を含む中期5ヶ年計画の策定まで1日で行っていただけます。
専任のコンサルタントがマンツーマンでサポートしながら、頭のなかで思い描く自社の未来像を整理して、熱い想いをカタチにするお手伝いを行います。5年後(約1825日後)の自社の未来、そしてその後の未来を変えるための“たった1日”が『将軍の日』です。ぜひお時間を捻出してご参加ください。
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