[小冊子03:海外赴任と外国人雇用]
【はじめに】
今回は前回に続きインドのバンガロールという都市についてご紹介します。
【進出企業の業種】
製造業とエンジニアニング及びIT系が進出しています。製造業は自動車・部品・家電・工作機械が核となっています。IT系は欧米系企業が以前から進出しているのですが、それら欧米系IT企業が欧米文化を持ちこんだことにより、バンガロールが他のインドの都市と異なる雰囲気になっているとも考えられます。
バンガロールへ進出した日系企業は2014年10月現在、308社です。
最近のトピックとして、ホテル業や病院の進出もあり、特にサクラ・ワールド・ホスピタルというクリニック(セコム医療システム・豊田通商・インド財閥のキルロスカ・グループの合弁で運営)はインドの方のみならず日本人にも好評な病院だそうです。あくまでも基本はインド人を対象としており、別途日本人対応デスクを設けて日本人にも対応するスタンスを取っています。
【言語】
ビジネスは英語とのことです。また、街を歩いていても皆さん英語を話します。看板も英語が多いです。英語に対応できればなんら問題はないと感じました。
私見ですが、発音が独特で聞きなれるまでには時間がかかるかもしれません。何回も聞きなおしたケースもありました。私の英語力不足かもしれませんが。
【人件費】
現時点で、新卒者で月20,000ルピー(40,000円)、3年目ぐらいの方で30,000ルピー(60,000円)が相場です。あと、ボーナスを年収の15%程度の割合で支給しています。気をつけたいのは、インフレ率高いので、毎年人件費が10%近く上昇することです。この点は他の経済発展中の国と変わらない印象を持ちました。
インドにも公認会計士(Chartered Accountant。以下、CA。英国の勅許会計士協会ACAにより認められた会計士)がおり、バンガロールで彼らを雇う場合の相場を調べたところ、100,000~150,000ルピー(200,000円~300,000円)となっていました。
【次回以降に続きます】
「その3」に続きます。お楽しみに。
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